第45話 翳り
(かげり)
夏の陽射しが眩しい。
早朝のうちから気温が上がるこの季節は、ベランダに出るだけで丸焼きになってしまいそうな気さえする。
光量の多さに半分目を閉じながら洗濯物を外に出す。
……あれ、なんかおかしい。
明るい日の光を顔に浴びながら目を瞑ると、右目の奥にだけ影を感じる。
なんだろう、左右のバランスが悪い。左は全く平気なのに、右の脳から目にかけてだけ、何だか暗さを感じる。
そういえば少し前、ひと月くらいピクピクと、右目の下が痙攣していた時期があった。あまりに酷かったら通院しようと思っているうち痙攣自体は止んでしまった。
あれと何か関係があるのか。
軽くそう思いもしたけど、あまり深く考えることもなく、何となくこの暗さを放置してしまった。
written by ひみ
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実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説(笑)、ぜひお楽しみください。
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今日のはハイパー短いので、昨日、今日、明日と3日連続投稿するよ!
いつも読んでくださってありがとう!
明日もお楽しみに。
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