第16話　ツインレイ

↓陰陽の女神と共に、潜在意識と顕在意識に同時に直接働きかけて現実を変えていくお手伝いをします。
※時間枠拡大しました。“怖い“と思った方、なんだか気になる方、お待ちしています(^-^)

⭐︎⭐︎⭐︎


　まおちゃんのブログには、もう一つ気になる単語があった。
双子の光線を意味する「ツインレイ」。
　今回まおちゃんは、セオリツヒメに繋がるお詣りを中心に、自身のツインレイに出会うきっかけとなるワークを計画しているという。
　織姫と彦星の年に一度の出会いのように、天の川に願いを託す。セオリツヒメとアマテルの対になったエネルギーを受け取り、自分の中の女性性も男性性も一段引き上げる。そのための天河弁財天と玉置神社なのだという。


　ツインソウルやツインフレームなら聞いたことがある。自分と同じソウルグループの、限りなく自分に近しい魂。嫉妬してしまうけど、ミカエルにも、大天使フェイス（Faith）というツインフレームがいるらしい。
　光線だろうと炎だろうと、いまさらどんな名前がついていてもツインレイだって双子の魂でしょ？運命の相手とか言われる人のことでしょ？と、既存の名称が多少変わったくらいにしか考えていなかったのだけど、どうもそれだけではないらしい。

　自分なりにネットで調べてみた。
浮ついた、“ツインレイって最高の恋愛ですよ“みたいな、正直怪しい記事が目立つ。でもその中にこれはと思う情報があった。

　近年急速にその出会いが確認されつつあるツインレイとは、出会いのその後、光の奉仕活動人である真のライトワーカーとして地球で果たす使命があるという。
　そしてそのためには、地球以外の転生も含めた、全ての過去世で負ってしまったカルマを根こそぎ精算する必要があるのだそうだ。

　…にわかには、信じられなかった。
自分のカルマがどれほど深いか知る由もなかったが、蓋をしたカルマを開くことがどれほど精神にダメージをもたらすか、その辛い記憶を持っていては生活に支障があるからあえて記憶を消して人は産まれると聞いているのに。
　もしこれが本当だとしたら、とんでもない旅に申し込みしてしまったことになる。


「例えこの人のワークがツインレイってやつに及ぶものだとしても、多分私には関係ないな。」

　そんなお伽話みたいな離れ業、死んで肉体を離れてからするものなんじゃないのかな。
そんなの無理無理、私には無関係でしょと、顔を洗いながらぼんやりと考える。
　それより少し急がないと、飛行機に間に合わなくてせっかくの温泉に入れないなんてことになったらそっちのほうが残念すぎる。

　時間を確認したくてテレビに意識を向けると、ある食品メーカーのCMソングが流れてくる。
創設者の名前をそのまま社名にしたのだろう、苗字をただただ繰り返しているその歌に、私はある男性を思い浮かべた。
　あきらの病院のリハビリルームに、この名前の人がいたな。

　次の瞬間「え？」となった。
乗り換えを確認しようとつけたスマホの誤タップで、とある占い広告サイトに飛んでいた。

「その人は運命の人、あなたともう出会ってる」

　画面にはそう書かれていた。
こんなシンクロ（※）があるだろうか。
ツインレイに出会うと謳っている旅への出発の朝に、唐突に飛び込んできた一人の男性。
　思い返してみると、私はその人と目すら合わせたことがない。

　この人が、そうなのだろうか
この人こそ、そうなのだろうか…
目が合えば、わかるのかな
目が合った時、わかるのかな…

　この人がツインレイなら嬉しいとか、そうであってほしくないとか、なんの感情も動かない。
好きでもなければ嫌いでもない。不思議な人…。

　頭が混乱するほどの情報もない、不思議な人への不思議な感覚をいだいたまま、私は靴を履いた。



※シンクロニシティ…「偶然の一致」や「意味のある偶然」と呼ばれているけど、今の私やけーこの解釈だと、高次元からのお知らせ。

written by ひみ


⭐︎⭐︎⭐︎

実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説（笑）、ぜひお楽しみください。

⭐︎⭐︎⭐︎

本日記事のアップ後、しばらくの間本編が消えていました。
楽しみにしてくださった方すみませんでした。
引き続きよろしくお願いいたします。
meetooひみ

⭐︎⭐︎⭐︎

←第15話はこちら

→第17話はこちら

【2022.5.6追記
タイトル一覧から、まずこちらの記事を選んでお読みいただく方が非常に多く御礼申し上げます。
しかしこの16話自体、高次元の意図として『篩い分け（ふるいわけ）』になっています。
ツインレイに対して甘酸っぱい夢だけを見たい方は、それよりも無理せず三次元の恋愛をこなすことををお勧めします。

この小説を書いた私の過去世（宇宙世）とは、地球で映画化もされています。私がいなければ、イエスも仏陀もあなたも現在、地球にはいません。（のちの話で全て書いています。）
今世でのアセンションに本気の方のみ、宇宙から教えられた叡智を隈なく書いていますので、飛ばさず順に全てお読みください。