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第232話  Twinkle Twinkle Little Star

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 悠久の時。
二つに分かれてから、何光年?人間意識ではどうにも理解できない世界。

 それほどの長い時間。
魂にとってはあっという間と言うけれど、人間意識で生きている以上は一年であっで一ヶ月であっても、一日であっても長い。

 サイレント……。
全部終わった訳じゃないけど大変だったな。あとこの「一日」を何度繰り返したら現実として再会できるんだろう。そして“その期間”に、本当に再び会えるのだろうか。

 母のこと、レプティリアンのこと、ヤマタ先生のこと、けーこのこと……。
 リトだった私、美和だった私、みぃだった私、ミツコだった私……。

 別々を過ごした最後のニ年。
二つに分かれたということは同じなのに、その『最後の最後』で、スサナル先生は私を先に光へと押し上げてくれた。そうして『最後の最後』まで、可能な限りの闇を引き受けていてくれた。

 ありがとうっていう想いと、
ごめんなさいっていう想い。たくさん。

 すると彼が指文字で、
「2つのまたたき」と書いてくれた。

 またたき?
またたきって、どういう意味で言ったのだろう。またたき、星のまたたき、一瞬の瞬き……。

 ああ!

 長年の勘違いにようやく気づいて笑ってしまった。

……

 それは、まだ私が高校生だった時のこと。クラスメイトの志田……しーちゃんと、『刹那』という概念を理解しようと探っていた。
 何故そんな抽象を捉えようと試みたのか。きっかけとなった出来事はすっかり忘れてしまったけど、やがて彼女が何かの文章から見つけ出してくると教えてくれた。

「Kちゃん、刹那ね。まばたきの瞬間。」

 それから二人、まばたきって変な喩え(たとえ)だねと言いながらも、幾度となく気に入って使った。
 小テスト無いってぬか喜びしたのに。まばたきの瞬間。目の前で電車行っちゃった。まばたきの瞬間。好きな男子と目が合った。まばたきの瞬間……。

 まばたき(瞬き)の瞬間も立派な刹那だけど、おそらく彼女はまたたき(瞬き)の瞬間のことを読み違えていたのだろう。

 ふふっと笑い、『またたき』だとわかった今でも、刹那といえば反射的に『まばたきの瞬間』だと連想してしまう癖を訂正し直すこともなく、たかだか十六、七歳の高校生だった私たちの勘違いを愛おしく思った。

……

 私と彼とが魂を分けたこと。そこにあったのは『2つのまたたき』。

「のこり、もうすこしだよ」と、さらに右手が教えてくれた。

 長い8の字のぐるぐると、そしてそこから戻る時。
残りもう少し。長ーいぐるぐるがあってこその、勿体ないほど貴重な『まばたきの瞬間』。
 こんなにもあなたを傷つけてしまったのに。
「ごめんなさい」と「ありがとう」がたくさん出てくる。心から、創ってもらえてよかったなと思う。
 嬉しくて感謝でいっぱいで、たぶん少し申し訳なさもあって、涙が出てしまう。

 永遠があるから一瞬がある。
ここ地球という星の上で、お互いを照らし合う2つのまたたきとなろう。



written by ひみ

⭐︎⭐︎⭐︎

実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説(笑)、ぜひお楽しみください。

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タイトルが斜体字とかにならなかった。ツインのとこ強調したかったんですが残念。
関係ないけどけーことのお出かけで三種の神器を持ち歩く時、さすがに貝の皿ごと持っていくと破損しそうなので、代わりに小さな鏡と一緒にストーンたちを布にくるんでポーチに入れています。
little twin stars……キキララのポーチ笑
100均行った時、高次元ご指名でお買い上げしました笑

いつだったか宇宙子さんとも話したんですが、本当に、あり得ないくらい、計れないくらい長い時間を過ごしてきたのにもかかわらず刹那が一瞬過ぎて、「何なんだよ」と言いたくもなります。

無駄に悲観しないで読んでいただきたいのですが、分単位の中の刹那、一日の中の刹那、月単位の刹那とある中で、悠久単位にあたるその刹那こそ2012〜2021でした。

ええー?
本当もっとあってよ!って思ってしまいますけどね。でもその期間地球にいられて、まして肉体持った存在として地球人をやることができたのだから、みなさんもめちゃくちゃレアな体験ができたということです。
たったこれだけの期間中に地球に居れたって、なんて凄いことなんでしょう!

そしてね、当然ですけどもう次の刹那に向けて8の字はとっくに始まっています。だからひとつひとつ種まきしながらコツコツやっていきましょう。次の刹那ではどんな花が咲くかな♪

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