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素人がものづくりを考える。

アパレルって正直今後どうなるんだろ?20年前に買ったものをまだ着てると誇らしげに教えてくれる顧客様のつくブランドで働きはじめたのだけど、顧客層が60歳前後なんです。正直、失礼を承知でいうと今のファンは長くみて20年じゃないですか。勿論そこは大切に大切にしていきたいと思うんです。

…が、これからのものづくりって今までよりも維持する事が困難になっていくんじゃないかと思ってて、問題として一つは売り手側。良い物をつくるにも職人さんが減っている。危機的状況に気付き、育成や機械化に力を入れてるのは最近になってなのではと感じているので、形になるのはもう少し先なのではと思ってます。
既にそういうのが結果として現れてしまっているのか、私自身は20年前の商品を手にした事はないけれど、現状の商品はエネルギー不足というか20年後も現役で居てくれるとは思えず、多分ウリとしてる価値を見出せないでいます。

もう一つに買い手側。修理を出してまで着ようとする人が減ってるので修理屋さんも減り、クリーニング屋さんの質も落ちてると聞きます。あくまでもお客様との雑談の中での情報なのでそれほど確かな情報じゃないですけど、一理あるのかなとも思いました。そして、という事は自分で洗う人が増えていると思うのですが、どれだけの人が正しく洗えているのだろうかと疑問です。そんな状況下で今のファンを大切にしても離れてしまうのではと感じてます。

だからこその新規開拓。Webマーケットの構築やSNS等でのPRはいくら古き良き文化を大切にしていきたくても必然ではと感じてしまう。切手で届けるお手紙も大切だけど、そこに掛ける費用は現状維持、もしくはほんの少し減らして、アプリ運用やメルマガ配信、プレスあたりが新たな広告塔となりブランドアピールをしたり、制作過程を恥ずかしがらずにもっと見せて、経験値の少ないお客様へ理解と認知を上げて憧れてもらい、いつかお金ができたときに投資したいブランドにすることも大切だと思うんです。素人考えなので、もう古かったり遣り尽くされてることなのかもしれないけれど、そんな事さえもやってないので、もっともっとそういう方向に目を向けて欲しいと思ってしまうし、そういうことを手伝いたいなんて涎を垂らして待ってます。

想像していた通りの部分もあるけれど、想像していたものを大切にしてないというか、しなくなってしまったのではと新参者は感じています。

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