寝まなこで よろけ頭を打つ丑三つ このまま不可避の静寂に なりはせぬかと微かに望む ─────── ねまなこで よろけずをうつうしみっつ このままふかひのせいじゃくに なりはせぬかとかすかにのぞむ ─────── 血も出なかった🙄
室内で足を取られ頭を打った時に 種がパチンと弾けた気がした。 悪の芽が育ち始める。 心の影を縫うように そろりそろりと蔦を伸ばす。 これも何かの兆しであるようにと 願うばかり。
ただ行き過ぎる 生を見る 殻を破れぬ蛹の如く ─────── ただゆきすぎる せいをみる からをやぶれぬさなぎのごとく ─────── 腐ってく気しかしない。 生きるって何だっけ?
初鑑賞時、私の意識は三姉妹の家族に同調していました。あぁ、またやってしまった。こんなに愛しているのに。幸せになって欲しいのに。笑っていて欲しいのに。 私には亡くなった母と生き別れの父がおり、彼らの痛みを観るようで、私自身が責められている気持ちになりました。 次の鑑賞時、私は冒頭から感情が鈍くスンッとしていて、二度目のせいかと思いましたが、途中で長女に同調していると感じました。 愛は感じているんです。でも見守って欲しい訳じゃない。目を見て、ハグをして、愛しているよと言葉で
夢の話。祖父は白人で、白いお髭の白衣の博士でした。(多分、私は養子) ある日、自宅洋館のホールで講演会があり、沢山の異形のバレリーナが集まりました。身体的欠損と言うよりは、通常では生きられないような形状を、何とか修復(マジックテープで付けて管を通す等)し、ダンスを楽しんでいるのです。 私は五体満足ですが、知能も見た目も「ダンサーインザダーク」より少し若いくらいのビョークで、裸足に青いワンピースを着ていました。 ホールの壁には沢山の白っぽい骨董品(玩具や装飾品、家具等)が
物怪を 背負い隠れて冬の閨 生かしあぐぬる鼓動と共に ─────── もののけを せおいかくれてふゆのねや いかしあぐぬるこどうとともに ─────── 生かしたいとは思っているのです。 せっかくですから。 11月から3月が鬼門。
初夢の 記憶失くして安堵の陽 善きも悪しきも獣道 ─────── はつゆめの きおくなくしてあんどのひ よきもあしきもけものみち ─────── けもの道が悪い訳では無い。 好きな方向へ行きたいんです。 道を示されると、それは義務になる。
痩身の 煌めく鱗見付けども 触れれば壊すウニの身で ─────── そうしんの きらめくうろこみつけども ふれればこわすうにのみで ─────── 想い人を助けたいのに、近付くと突き刺す己の棘。 距離感( `ᾥ´ )キュム
冬の波 撹乱硬く四肢抱え ただ転がりて天地彷徨う ─────── ふゆのなみ かくらんかたくししかかえ ただころがりててんちさまよう ─────── 委ねれば良いのだろうが、硬く身構える。 水面はどこか、どちらが深海か。 無('ω')三( ε:)三(,ω,)三(:3 )
人に依頼するまでもない細かい仕事は、意外と沢山ある。 職場でチームリーダーだった時、少しイラつきながら走り回る私に、同僚の一人が「忙しいの?何かやる?」と声をかけてくれた。 一つ一つは小さな作業の為説明も面倒臭く、「あーだいじょぶ」と言って走り抜けようとしたら、同僚はこう言って悲しそうに俯いた。 「みーくちゃん?忙しそうだよ?私にも出来ることがあるかもよ?頼ってくれないと、助けになれないのかなって悲しくなっちゃう。」 ダンボールを抱えながら、時が止まった。流し目でおざ
夢の中で人を殺した。死ぬ夢は何度も見たことがあるが、殺す夢は初めてだと思う。 衝動的ではなく、計画的に殺意を実行した。殺ってやった。被害者は、私が敬愛する役者に誹謗中傷を続けるギャル系モデルだった。 リアルの世界で、私は「hate(憎しみ)」を持たない。「dislike(好きじゃない)」はあるが、憎む前に距離をとる防衛本能が強いのだと思う。 初めて感じるhateは形容しがたく不快だった。全身が緊張で固まり、立ち上ったパワーは全て被害者一点に向かっている。全身全霊、スーパ
流し台 映す心は混沌の 秘して眺る秋の夕暮れ ─────── ながしだい うつすこころはこんとんの ひしてながむるあきのゆうぐれ ─────── 心のざわつき、散らかる部屋。 お外気持ち良さそう…👀 動かぬ身体。
夢のお話。微弱のグロ要素があります。 ─────── 野山で遊ばせていた、大中小20頭程の犬達が虐殺された。沈痛の中、会話の流れで「隣村のやつらのせいだ」と言うことになり、私と友人達は襲撃に備え保身用の農具等を携帯して帰路に着いた。 怯えながらの集団移動中、一人の男性を見付けて、私達は岩陰に隠れた。仲間の男一人が近付き、短い会話の途中で「コイツらだ!殺れ!」と言って男性を襲い始めた。 この時点で、虐殺の証拠は何ひとつ無い。犯人の憶測は全て他人の意見だったし、見知ら