【自己理解】経験こそ宝物。青春時代を思い出す。
過去のことを振り返るといくらでも楽しめる。そう、「経験」こそ人生の宝かもしれない。
映画は何回か見たら飽きる。でも自分の人生を振り返ることは何度やっても飽きない。
自分の人生で一番楽しかった中学時代。
周りから尊敬されていて一目置かれていて、そして何より毎日一生懸命だった。好きな女の子もいたし、仲が良い、いけている男友達もたくさんいた。
学校帰り一人で自転車をこいで図書館に行き、黙々と勉強し、一人で帰った。楽しかった。
なぜかはわからないが勉強が楽しいと思っていた。
勉強しているおれかっこいい、という自己肯定感や、何かに向かって一歩一歩近づいている感覚が心地よかったのだろう。充実感に浸っていた。
あのなんとも言えない感覚を味わわせてくれた親や環境に感謝したい。
一人で幸せだった。
むしろ、一人だからこそあの幸せがあった。
自分一人で物事を考えていた。向き合っていた。
帰るときにMDから流す音楽が最高だった。
音楽を聴くためにわざわざ遠くまで行っていた節もある。音楽を聴きながらの自転車は気持ちが良かった。
あの感覚はもう味わえないのだろうか。
一生懸命に生きていたからこそのあの充実感だったのか。
あれは青春特有のものなのか。
あの匂いを思い出す。
なんとも言えない匂い。
制服の乾いた匂い。女の子と喋ったあとの照れ臭さ。部活での勝ち負けの厳しさ。厳しい先生と話す時の緊張感。友達との馬鹿話。
すべて匂いが詰まっている。すべて青春だった。
思い出さないと忘れてしまう、すぐにどこかに飛んでいってしまうようなたんぽぽの綿毛のような青春。
思い出して大切に包み込んであげようと思った。
だってせっかく経験したんだもの。
誰にでも味わえるものではない。プライスレスな経験。
定期的に大切に磨いて宝石箱にしまっておこう。
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