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ヤングスキニー愛を語ってみた。
ヤングスキニーの歌詞ってなんだこんなに染みるんだろう。
メロディーも良いし、歌詞も良いし、声も良い。
全てが完璧に自分の琴線に触れる。
「なんでヤンスキ好きなの?」
「うーん、なんでだろう。なんか投影できるからかな。」
「え、なんかそれあんま良くない印象だね」
「そう?そう言われても仕方ないかも知れないけど、おれ、彼相当ピュアだと思うよあれだけ本音を込められる人いないし、メロディーにどこか切なさものっかっているから、ただのヤリチンじゃないんだよ。」
「へ〜そんなもん?」
「うん。彼の歌を聴いて、価値観が変わったんだ。彼に対する偏見も無くなった。ヤンスキはめちゃくちゃピュアでかわいいんだよ。真っ直ぐなんだよ。俺と似てるんだよ」
「変なの」
「特に嘘だらけの日常の中で、というアルバムが好きで、エンディング曲のテレビの中だけ、も最高だよ。エモい。サビがぐっとくる。ヤンスキにしては恋に弱気な歌。テレビのような恋愛になればいいと思っているんだけど、実際はうまくいかないよな、と葛藤している感情がリアルなんだよね。共感できすぎる。」
「へ〜聴いてみようかな」
「ぜひぜひ。それから、別れ話っていう曲もいいよ」
「どんな曲なの?」
「別れ話を切り出されそう、という恋の終わりの歌なんだけど。疾走感のある爽やかなメロディーといい感じにマッチしているんだよね。歌詞はネガティブなんだけど暗くないんだよ。そのギャップが最高なんだよ。そしてサビの、「お別れ話をあなたはもちだすだろう、さよならって突き放すんでしょ」から始まる。どんな歌詞だよってね。また入りがいいんだよ。「おー」でためてから「別れ話」と切り込んでいくあたり。センスしか感じない」
「なんかすごい切り口だね」
「そう、そこ切り取るかっていうところを切り取ってくるところが他のバンドとは違うんだよね。みんなが触れてこなかったところを触れてくるんだよ。こんなに恋愛のリアルを表している曲ってなかったんじゃないかな、しかも男バンドで、大体女性だし、男でいてもシンガーソングだよね」
「あーそうかも、西野カナとかね」
「そうそう。バックナンバーとかRADとかと違って理想論を語っていないところがいいんだよね。ただ好きって大々的に言えないのが難点だけど」
「ヤンスキ好きなの伝わってきたよ」
「よかった」