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🇫🇷🇮🇹どたばた旅行記④:2014.2.16〜23フランス編⑷

どうも。  やぎです。


2014年2月20日(5日目)





本日は、いよいよメインイベントの「ポンペイ遺跡」に向かうため、イタリアへ移動する日です!!!



が、大きなピンチが襲ってきた日でもあります。

今日のブログは写真少なめ。


イタリアへのフライトは夕方なので、
それまでパリ市内を観光予定です。



意気揚々と起きると、くりこが体調不良、、、。




しかも、もう起き上がれないほどで。

しばらく看病していたけど、良くなる様子がない。

もう、オロオロするってこういうことを言うんやな、
ってくらいわたしは役に立ってなかった。





クリコがいったん一人で寝たいということだったので、わたしは数時間ほど外をプラプラすることに。

今日二人で行く予定だった凱旋門へ。


画像1

晴れた日にはなかなか出会えない冬のパリですが、
今回の旅はいつまでも曇天、、、

(おまけに修繕工事中)

それでも凱旋門の持つパワーのようなものを感じられた気がします。圧倒的存在感。



画像2

せっかく行ったので、近くにいたトルコ人のお姉さんに撮ってもらった写真。

(髪の毛が湿気全て吸ってどえらいことになっとる)


あとは、シャンゼリゼのマックでのんびり。

となりの車販売店(たしかベンツ)のWi-Fiがかろうじて使えるので、ショコラショーを飲みながらWi-Fiどろぼうしてました。

※8年以上前の情報です。(笑)





※そして、ここから一切写真ありません。(訳アリ)






シャンゼリゼでウロウロしていると、私もなんだか体がだるい。

なんだか熱っぽい、、、。


めっちゃやな予感やーーーん。


ということで、急いでホテルへ戻りました。

(このご時世であれば完全アウトね)



ホテルにもどるとクリコの体調は悪化。

それに加えてわたしもしっかりと発熱。


さすがに11時のチェックアウトには間に合いません。

それほどまでにぐったりして動けん、、。


フロントのおばさんに頼みこんで、チェックアウト時間を延長させてもらいました。

ついでに近くの病院も教えてもらいました。




おばさん、めっちゃ優しくて温かくて、
つたないわたしのフランス語を、一生懸命に聞き取ってくれました。

頼れる人いないし、言葉通じてるか不安やったし、
辛くて心細かったけど、おばさんの優しさに安心した。

(泣く寸前だった)



結局、チェックアウトを12時半まで延長させてもらったので、夕方のフライトに向けて体を休めることに。




、、、





全然休まらんかった。

それでも時間がきちゃったので、
荷造りを済ませ、なんとかチェックアウト。


タクシーを呼んでもらい、そのまま病院へGo。

(このときのくりこ、土みたいな顔色してた)



病院の待合室では、地球の歩き方で症状の伝え方を確認。

いざ、呼ばれて症状を説明すると、必死な形相だったからか、ドクターにはちゃんと伝わっていました。


「薬を出すので、待合室に戻りなさい」と。



とてもホッとしたのですが、薬を受け取るまでが長かった。

呼ばれる気配すらなく、何度も受付に聞きに行きました。(ただの迷惑)



いや、ほんとなんであんな時間かかったんやろう。

体感1時間以上やったけど、実際は15分くらいやったりする??笑 というレベル。


しかも、イタリアへのフライト時間が近づいていたため、わたし達はものすごく焦ってました。


このとき既に14時過ぎで、フライトは夕方。(たしか17時台)

そして、今回はヨーロッパ圏のLCCとして有名な「Easy Jet」を予約していたため、ドゴール空港ではなく、オルリー空港というパリの第二空港でした。


市内から空港まではオルリーバスで45分ほど。

国内線といえど、日本とは勝手が違うので、スムーズに進むとは思えない。

この時点でかなりギリギリの時間でした。





よって、わたし達は悩んだ結果、





薬をもらわずに帰りました。




いい大人である今なら、病院にとって迷惑だとわかるし、体のことを考えると薬はもらった方がよい。


当時ももちろん全て分かってたけど、なんとしても飛行機に乗らねば、と思ってた。

というか、乗らないって選択肢ないよね!!??


※もちろん、受付で一言伝えて、診察料を払い、許可をもらった上でのはなし。



病院から出て、動かない体にムチをうち、空港行きのバスに乗り込みます。

なんとか空港に着いたときには、離陸まで1時間を切っていたと思います。


オンラインチェックインを済ませていたので、
予約の紙を握りしめて、スタッフさんに駆け寄った。



「ゲートどこですかーーーー!!!!!」




スタッフさんも紙を見るなり、対応が変わって、

「急げ!あっちから行きなさい!」と。


もうここ以降の記憶はほぼないのですが、
荷物を預けて、手荷物検査が終わってから、ゲートまでめっちゃ走りました。

まわりから見たら走れてなかったと思うけど笑、とにかく足を前に動かしました。




結果、離陸時間の20分前にはゲートにつきました。

着いていたと思います。






でもね、乗れなかった。




グランドスタッフのお姉さんが残念そうにこっちを見てきました。


「もう、飛行機は出たのよ。」と言ってた。



なんかよく分かんないけど、たしかに乗るはずだった飛行機は動いてました。

まだ離陸時間じゃないのに!!!!!

(めっっっっちゃ腹たった。こちとら体引きずって空港来たんじゃ、と言いたかった笑)



あとから知ったけど、イージージェットの場合は、搭乗時間の30分前にはゲートにいないといけないそう。



それにしても、悔しくて、悲しくて、
でも走ったせいか疲れがどっと出て、
泣きたくてもそれどころじゃなかったーーー。

あと、くりこに申し訳ないな、と。





いろんな感情があふれ出てきましたが、このとき一番思ってたことは、2人とも同じだったと思います。



「今すぐ寝たい。早く横になりたい」




その前に、イタリア便の予約と、スーツケースの受け取りをやらねば、、、。

なぜなら、復路のフライトはイタリア⇒日本便。

どこかでイタリアへ移動する必要がありまして。



荷物は後でスタッフさんが持ってきてくれるということで、スタッフ通路みたいなところを通らせてもらい、次のフライトを予約しました。


結局予約が取れたのは、翌日の夜便でした。
(いつまでパリおんねん)


ということで、わたし達のtodoリストには、「本日のお宿を確保する」というミッションが追加されました。


荷物を受け取るまでは、空港のベンチでひたすら待機。


高熱にうなされている私と、吐き気と頭痛を我慢しているくりこ。

今思うと空港とはいえ、よくスリなどのトラブルなく過ごせたなーと思いました。




しばらく経ち、ようやくグランドスタッフのお姉さまが荷物をコロコロ転がして持ってきてくれました。


そして、ホテルは問答無用に空港から一番近い、イビスホテルです。

チェックインし、部屋に着いた瞬間、ようやく落ち着けました。(今でも忘れない、一泊123ユーロ)


そこからはひたすら寝る。

もうなんの記憶もない。



海外でここまで体調不良になったのは7年経ってもこのときだけです。


あとから調べましたが、アジア人には生で牛肉を食べる文化がないので、高熱や吐き気などの体調不良になる人が多いんだそうです。

(さらに調べたところ、普通にフランス人も生肉で食あたりをおこすそうです。それでも注文する人が多いので、メニューに出すお店が多いとか(笑))

タルタル、恐ろしや。



この日の記録は、こちらで終了です。

なんともいえぬ、怒涛の1日でしたが、タルタルを食べるならフライト直前は避けよ、という教訓が生まれました。


ホテルのフロントの方、空港のスタッフさん、たくしーのおっちゃん、いろんな人に良くしていただいてなんとか乗り越えられました。


見てないと思うけど(当たり前)、ありがとうございました。



明日も引き続きほぼ文章でごわす。


【パリの宿泊施設②】

Ibis Paris CDG airport
(一泊123ユーロでした。 約15,000円?)

https://www.booking.com/Share-W5naDH

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