大切な人が喜ぶ姿を思い描いて眠りにつく幸せ
突然ですが、一部の小学校の教科書にも載っていた、"おてがみ"で有名ながまくんとかえるくんのシリーズ、知っていますか?
その中でも1番好きなのは、"ふたりはいつも"に収録されている”おちば”と言うお話。
念のため、少しもネタバレを見たくない方、先入観を持って読みたくない方はここまでにしていただいて。
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このお話は、とてもシンプルに、すんなりと、幸せの本質を見せてくれます。
がまくんは、かえるくんのためにあることをしてあげることを思いつきます。
かえるくんも、がまくんのためにあることをしてあげることを思いつきます。
実は、別々に考えたはずが、二人がやることは一緒です。
すれ違いで、相手が同じことをしてくれていることに気づかないまま。
結局このお話では、がまくんとかえるくんがお互いのためにやったことは、2人の知らないところで無駄になってしまいます。
なので、想いが届くことはない。報われることはおそらくない。
それでも、まどろみの中で大切な人が喜んでくれているだろうなあと思いながら、心地良い疲れの中で眠りにつけることこそが、これ以上ない幸せだと思うのです。
このがまくんとかえるくんのシリーズは、仲良しのしっかり者のかえるくん(緑)とうっかり者のがまくん(黄色)が主人公のドタバタ?絵本。
優しいタッチでいつでもクスッと笑えるのに、ハッとさせられることが多いです。
大人になってから読んでみて、初めてすとんと腑に落ちるようなこと、新たに発見することも多いので、おすすめです。
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