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その話、家に持ち帰ろう

2024年になって、読み返してみた下書き保存していた内容。状況は少し改善したように思うけれど、3年以上たった今、さほど変わらぬ心境でした▼

何かと女性推しな今日この頃。女性リーダー・女性管理職者の増加をゴールとして掲げる企業もあることだろう。私もそんな企業の一社員である。

もちろん、女性が活躍するのは良いこと。企業が女性のキャリア支援をすることは意義があることだと思っている。しかしながら、社会的に女性は圧倒的に弱い立場であることを前提とした謎の女性雇用・昇進を支援する施策の数々は、とんだ茶番劇に思える。

現実には女性差別により苦しむ人がいる以上、こういった社会的な流れは無意味とは思わないし、むしろ良い事だと思える側面ももちろんある。

では、なぜ茶番だと思うのか。それは、やり方があまりにも乱暴だから。女性の管理職者を増やすゴールを掲げて、女性の昇進や雇用促進をする。ゴールを決めて、無理にでも昇進あるいは雇用をしないと自然と女性比率が低くなってしまうからなのだろう。これ自体は良いこと。

だけど、あくまでゴールは互いの違いを認め合いながら、同じプロフェッショナルとして会社が目指すゴールに貢献すること。女性比率を上げることは、あくまで最終ゴールに向けたインプットにすぎないことを忘れてはいないか。

女性は男性社員の支援がないとうまくキャリア形成ができない(男性社員の皆さん、女性への理解とサポートを!)ととんでもない事を言い始める男性社員の多くは自分自身が家庭を顧みず、全て妻やパートナーに任せてばかり。目の前にいる大切な人をもサポートできないのに、会社で偉そうに大口叩いているのが滑稽でならない。

女性側にだって課題はある。何もワーママは特別階級ではないにもかかわらず、私は仕事も育児も大変だから優遇しろと言わんばかりに会社にあらゆる要求をする女性社員は多数いる。「もっと仕事を楽にしてほしい、理解してほしい、そして評価もしてほしい」という謎の主張をするほど切羽詰まった状態であるのに、夫やパートナーに話をせず、会社を頼りにしている部分があるのだから、冷静さを取り戻す必要がある。

かくいう私も夫とは折り合いがつけられていないわけで、解決策を見つけられてはいないのだけど。

やっぱりパートナーとのコミュニケーションが鍵なのかな。困っているワーママは会社に頼るだけでなく、夫と話す。上から目線の女性支援をしている男性社員は、その時間と労力を妻・パートナーに使ってみる。これだけで世の中が少し良くなっていく気がしてならない。


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