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実子と養子の学校行事

先に約束をしてしまった妻の連れ子の運動会、後から知らされた同日にある実子の学校行事。これは大変だ。どうする夫!

困った夫は私に「運動会への参加はどのくらい重要?」と聞いてきた (不器用)。彼の不器用さには母性を感じてしまうことが殆どだが、この時ばかりは少しがっかりした。だって、それは質問ではなく「自分の子供の学校行事に行きたい、運動会には行けない」という意思表示。その意思決定の責任を、私になすりつけているように思えて、どこか腑に落ちなかった。

私は「こっちは大丈夫だから、xxxちゃんの学校行事へ行って来て」と返事をし、その気持ちに嘘はなかった。けれどモヤモヤが晴れなくて、その場を立ち去った。子供たちを分け隔てなく可愛がる夫だからこそ、自分の子供を優先することで誤解されたくないという気持ちは理解できるけれど、私は素直に話してもらいたかったのだ。

よくよく彼の考えを聞き出すと、運動会の前週は(私の)子供たちのバレエの発表会を観に行く。だから翌週は実子の学校行事へ行く。それが彼の公平性の保ち方だった。初めからそう説明をしてくれたら良かったと思った。

約束をした順番を守るべきだと思う私もいたけれど、写真で見たことのある可愛いらしい彼の実子が頭をよぎり、みぞおちあたりがギュっと痛んだ。そして困った夫の様子を見て、抱きしめてあげたくなった。

子供たちの学校行事や面会に関する取り決めは、本当に人それぞれ。私の元夫との取り決めについてはまた別途。

肝心の子供たちはというと、幸いにもあまり色々なことは気にしておらず、母としてはそれが何より幸いなことなのです。

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