【スキル】文系webデザイナーの基本情報技術者試験再受験の決意
初めての受験〜再々受験
私は新卒で某銀行グループ会社のSIerにSEとして入社しました。大学は文系だったので、入社当初はプログラムやシステムに関する専門知識はほぼ無しの状態でした。企業では、入社から数カ月間、社会人マナーや業務に必要な基礎知識を学ぶ研修があり、その一環として基本情報技術者試験を受験することになりました。(当時の基本情報技術者試験は、午前・午後試験に分かれている時代でした。)
ですが、結果は不合格。
子どもの頃から数字に苦手意識があり(小学生の頃、母親に怒られながら算数を教えられたことがトラウマになっている気がします)、特に最初の計算問題でつまずいてしまいました。そのせいで勉強自体が嫌になり、試験の結果にも繋がってしまいました。
その後も何度か受験を試みましたが、どれも合格には至らず。モチベーションが続かず、結局は自分の努力不足を感じ、後悔する日々が続きました。いつか必ずリベンジしようと思っていたものの、なかなか踏み出せなかったのです。
紆余曲折を経て、今は新卒時とは違うシステム会社でデザイナーとして働いています。
再受験を決めたのは現職の環境
現在、私の主な業務はWeb制作やECサイトの制作ですが、システムのUIデザインを担当することもあり、要件定義の段階からプロジェクトに参加することもあります。そこで気づいたのは、基本情報技術者の資格を持っていれば、エンジニアの方々との会話もスムーズに進められるだろうということです。特に、システムに関する知識を持っていることが、デザイナーとしてより一層信頼を得る手助けになるのではないかと思いました。
さらに、現在の会社ではエンジニアの職種が全体の約8割を占めており、デザイナーは圧倒的に少数派です。システム案件が発生した際、システム部門からデザイン部門に依頼が来る構造で、同じ会社にいながらもデザイン部門はまるで別会社のような雰囲気が漂っています。
(少しだけ小声で言うと、全社会議などで社員が集まると、デザイン部門のメンバーが少し浮いているように感じることもあります。会社としては「デザイン部門=キラキラしていておしゃれな仕事をする人たち」というイメージを求めているのだと思いますが、個人的にはちょっと違和感を覚える瞬間もありました。)
そんな中で、システム部門とデザイン部門を繋ぐ役割を担えたら、という思いが強くなり、再度基本情報技術者試験を受ける決意を固めました。知識のギャップを埋めることで、チーム内でのコミュニケーションがもっとスムーズになり、プロジェクトの質が向上するのではないかと感じています。
これからの挑戦に向けて
この記事を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます!長い間、なかなか一歩を踏み出せなかった私ですが、再度挑戦する決意が固まりました。これからはしっかりと勉強を積み重ね、合格を目指して頑張ります!
もし同じように挑戦している方がいれば、ぜひお互いに励まし合いながら、前向きに進んでいきましょう。合格した際には、その喜びを皆さんとシェアできたら嬉しいです!