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有象無象

私が自己紹介をするならば、
「私は有象無象の1人です。」
そう答える。

中森明菜さんの言う所の少女Aだ。しかしながら、もう少女とゆう年でもないので、お姉さんA、もしくは熟女A、といったところだろうか。
自己紹介と聞くと体がむずむずする。もちろん社会人的に普通に自己紹介をする時はあるが、内心は有象無象だと答えたくてうずうずする。私が思う自己とは、魂の事だと思っている。なので、名前や顔、体、生い立ち、学歴、家族、友達、その他諸々は魂を表す名刺の様なものなので、自己紹介と言われた時に、魂は見せる事が出来ないし見えないと思ってしまう。存在自体が自己紹介、又は名刺の様な物なのだ。語彙力の乏しい私には、ここまでしか表現出来ない事をどうかお許しいただきたい。

しかしながら、ここでもう少しだけ自己紹介をするならば。
電車でたまたま隣で寝ていた、喫茶店の角の席でコーヒーを飲んでいた、新宿駅前の横断歩道で通りすがった、
その中の誰かです。私は。と言いたい。

駅のホームでイチャつくカップルを見かけても、それは決して私ではない。
残念ながら。

#自己紹介

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