にっぽんSAKE紀行 セントレア、知多半島の蔵とラーメン屋で熟成酒 note 79
今回は名古屋に向かいました。とはいっても素直に新幹線に乗ったわけではありません。
今まで行ったことのない中部国際空港セントレアに行ってみようという算段です。羽田から中部へは便数も少なく時間的にも不便なので、まず朝イチに千歳空港に入りました。千歳は一面の雪景色。ちょうど雪が降りしきっていて、飛行機の雪下ろしや除雪車の出動風景を見ることができました。
ラウンジで本を読んだりデスクワークをして待つこと3時間。いよいよ、中部国際空港向けのフライトに搭乗です。飛行機は日本海上空を一路名古屋に向けて飛んでいたはずですが、厚い雲に阻まれてどこを飛んでいるのかさっぱり。。おかげで読書に集中できました。
着陸態勢に入って雲を突っ切って降下すると飛行機は知多湾の上空。知多半島の最南端を旋回して中部空港に着陸。ついにセントレアにやってきました。
何はともあれ、腹ごしらえ。チョイスはきしめんの一択ですが、札幌から来ると名古屋は暑い。。。冷たいザルきしめんを頼みたいけど、セットはみんなエビが入っているんですね。。さすが名古屋だぎゃあ。。仕方ないので「素ザルきしめん」ですが、きしめんがもちもちしていて、美味い!やはり名古屋ではきしめんですね。
そしてセントレアでしたかったこと。。それは温泉。。空港に本格的な温泉があるのは、新千歳とここくらいでしょう。。湯船が低いのでお湯に浸かりながら飛行機を眺めるというのはちょっと難しいけれど、飛行場の開放的な雰囲気でお湯に入るのは良い気分ですね。
体がポカポカしているうちに、名鉄線に乗って、植大(うえだい)駅に到着。歩いて15分ほどで、「ほしいずみ」を醸す丸一酒造さんに到着。蔵の方はあまり種類がなくてとおっしゃいますが、これだけあれば十分です。蔵元限定の熟成酒を選んで、日本酒蔵探訪391軒目を達成。
植大駅まで戻って、今度は巽ヶ丘(たつみがおか)駅からコミュニティバスで知多半島の尾根を横断して、東浦の原田酒造にやってきました。人気(ひとけ)のないところでお酒のラインアップを見ていると後ろからご主人に声をかけられてびっくり。セントレアから丸一酒造経由で来ましたと言ったら、テレビのローカル旅みたいですねとおっしゃるので、まさにその通りです。こちらでは生道井(いくじい)しぼりたてをいただいて、日本酒蔵探訪392軒目を達成。
お酒を2本かばんに詰めて、この日最後の目的地に向かいました。時刻はちょうど帰宅ラッシュの頃。空いてそうな車両を選んで乗ったので、東京ほどの混雑ではなくて、これならなんとかオーケーです。しかし不慣れなターミナルをラッシュ時に3回の乗り換えは難易度高し。今回間違わなかったのが奇跡のようです。
そしてやってきました、いりなかの覇道福ラーメン。事前にお酒に合わせる一品料理をツイッターでお願いしておきました。日本酒はものすごい熟成酒のリスト。。これ以外にストックが500本あるとのこと。しかも熟成酒としてメージャーなブランドがなくて、蔵や酒屋でたまたま熟成されたお酒を集めているそうです。。。東京の熟成酒のお店をいくつか挙げてみたとこと、それぞれのご主人とお話をしたことがあるとのことで、流石です。
ご主人に作っていただいたアテにお酒を合わせていきます。めちゃうまし。最後は醤油豚骨らーめんをたっぷりの刻み海苔で混ぜていただきます。
予定していた新幹線の時間をあっさり過ぎてしましましたが、こういうこともあろうかとプランBを用意していたので、無事に翌日未明に家に帰ることができました。マイナーブランドの「とんでも」熟成酒を飲もうと思ったら、また名古屋まで出張らないといけませんね。。