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にっぽんSAKE紀行  雲仙・島原から天草へ note 80

乗り物大好きな酒好きが旅を企画するとこういう旅になります。。

朝早く東京羽田から長崎行きのフライトに乗りました。機材はなんとソラシドエアのナッシージェット。この便がこの機材の最初のフライトだそうです。機内はポケモンの雰囲気。。ポケモンをしないワタクシでもワクワクしますね。


ナッシージェット


機内もポケモン


長崎空港に到着

長崎空港から路線バスで諫早駅に到着。諫早駅はすごく立派になりました。島原鉄道の乗り場もおしゃれ。新幹線が通る時に徹底的に改築したのでしょう。島原鉄道のブリリアントな黄色いディーゼルカー、キハ2500形が萌えます。

島原鉄道は諫早と島原港駅を結ぶ単線非電化、43Kmの鉄道です。列車は左手に有明海、右手に雄大な雲仙岳を望みながら進みます。

途中の大三東駅は、日本で一番海に近い駅ということで、駅には黄色いハンカチがたくさん結ばれていて、ちょっとしたフォトスポットになっていますね。
Oh tie your yellow ribbon ‘round the ole oak tree..
ワタクシは列車を降りず、そのまま先に進みます
I’ll stay on the bus, forget about us, put the blame on me…


島原鉄道諫早駅


島原鉄道

霊丘(れいきゅう)公園体育館駅で降りて、駅のそばのイオンでお昼を調達。ここら辺は都会とあまり変わらないです。
霊丘という変わった名前は、近くの霊丘神社によるようですが、明治時代に島原藩主松平氏七代の霊を合祀したことに因むそうです。

駅から歩いて12分ほどで「まが玉」を醸す山本本店酒造場に到着。色々お酒があって悩みますがこちらでは大吟醸をチョイス。お店の方のお話では、NHKの番組「飲み鉄本線日本旅」に出演している六角精児さんがお店にきたとのことでしたが、番組の記憶がない。。番組は全部見ているはずなのに。。ともあれ、これで日本酒蔵393軒目を達成!


山本本店酒造場


山本本店酒造場店内

酒蔵から歩いて幹線道路に戻って、バス停のベンチでおにぎりを食べていたら、バス停の隣の家からおばあさんが出てきてよもやま話し。先代が東京農大の一期生か何かで、今でも数年に一度、農大から電話がかかってくるそう。創業は昭和元年だけど、醸しは戦後まもなくやめてしまったとのこと。思いがけずお酒関係の話題になってちょっとびっくり。

次の目的にまでのバスが数分遅れてやってきて、おばあさんとはここでお別れ。バスは次第に遅れを拡大して、目的地についた時には予定より10分遅れ。もともとタイトなスケジュールで蔵には10分しかいられない予定なので、焦る。。バックパックを背負い、酒瓶の入ったトートバックを抱えてひたすら走る。。。といっても運動不足の賜物、歩くのに毛が生えた程度のスピード。。

ようやく酒蔵吉田屋に到着。お店の方に時間がないことを告げて、お酒を選びながら店内撮影、ひたすら急ぐ。3分間滞在のウルトラマン。でもツイッター投稿を拝見していた「蔵嫁」さんと挨拶できてラッキーでした。なんとか日本酒蔵394軒目を達成です。


酒蔵吉田屋


酒蔵吉田屋店内

次のバス停までまたひたすら走る。下り坂で助かったけれど、酒瓶2本を抱えて走るのはしんどい。。次の港でのフェリーへの乗り換え時間もギリギリなので心配が募ります。

案の定、バスはまたもや数分遅れてきて、口之津港に着く頃にはフェリーにギリギリ。バスの中で客のおじさんが一人、ギリギリだから急げと運転手に声をかけている状況。。口之津港に到着後、前を走るおじさんに走ってついて行ったら、乗船口でチケットがないと乗れませんと追い返されてしまいました。係員が「チケットを買ってくるまで待ってるから」とのことで、チケット売り場までまたまた走る。。。

「フェリーあまくさII」は遅れてきた最後の乗客1名を乗せて、数分遅れで出航。やれやれ。船は快調に島原と天草の間の早崎海峡を渡りましたが、途中から超スローペース。鬼池港入港のタイミングをとっているのでしょうね。これなら数分出航が遅れても問題なし。


数分の遅れで口之津港を出発


船内はひろびろ

到着した天草の鬼池港ではありがたいことにタクシーが一台客待ち中。ラッキー。すぐに飛び乗って、天草キリシタン館に到着。時間がたっぷりあったので、館内ではビデオ情報と展示でキリシタンの歴史や天草・島原の乱をしっかり勉強できました。知っていたと思っていたことでもで知らないことばかり。。天草・島原の乱を扱った小説を読みたくなりました。


天草キリシタン館


天草キリシタン館から天草本渡(ほんど)の眺め

じっくり勉強した後は、急な崖道をせっせと降りてバス通りへ。往路のこの急な坂の上りはタクシーでよかったです。。しばしバスを待って初めて使う天草空港に到着。空港は小さいながらもこざっぱりした空間でいい感じ。


天草空港出発ロビー


到着便を撮影


天草空港から出発


いよいよ搭乗

展望デッキで到着便の写真をとって、出発を待つことしばし。これまた初めての天草エアラインのATR42-600に搭乗しました。飛行機は快適に飛び立つも福岡に近づくにつれ、めちゃくちゃ揺れて、ワタクシの飛行回数数百回の中でも3本の指に入るのではないかというほど。。

福岡空港では航空会社が違うので乗り継ぎができないと言われ一旦出場。機内で寿司屋に行こうかラウンジで過ごそうか悩んでいたのですが、これで吹っ切れて一目散に空港ビル三階の第一玉屋寿司に直行しました。お店の人に時間がないことを告げると、職人さんが急いで握ってくれてありがたし。ネタもシャリも大ぶりで一人前で満腹なり。慌ただしく食べたけど美味い!お酒は八女の街にある繁桝の福岡一本〆。。完璧です。


福岡空港の第一玉屋寿司


地物のにぎりセット


酒は博多一本〆

羽田へのANAのフライトは、例によって若干の遅れですが、その分だけ寿司屋で時間の余裕ができました。

雲仙・島原・天草の後半は走りっぱなしになりましたが、島原鉄道、島鉄フェリー、天草エアラインと初めての乗り物を乗り繋いで2軒の酒蔵を探訪、最後は寿司と日本酒で締めるという充実の旅になりました。

さて次はどこに行こうかな。。。

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