にっぽんSAKE紀行 #313, 314 福岡県大川 若波、清力と天神の夜
今回は福岡県の大川に向かいます。家を出てから大川に着くまで5回の乗り換え!
運良く飛行機が予定よりも早く着いたため、天神では特急に乗ることができてラッキーです。
どの乗り換えもとてもスムーズに進みました。大川で最初にお邪魔したのは若波酒造さん。 以前、東京で居酒屋さんの酒蔵フェアに参加して、ご主人の今村さんには何度かお会いしているので、(こちらから一方的に)なじみのある蔵です。バス停から降りて筑後川沿いに歩くこと5分ほどで蔵に到着しました。
売店でお酒のラインナップを見ると、東京で手に入る若波よりも、現地銘柄のほうに興味が移りますね。小さなボトルで地元の昇開橋と組子のデザインのラベルの小瓶がありました。今回は蜻蛉(とんぼ)の300ミリリットルとこの小瓶2本をゲットしました。これで酒蔵めぐり313蔵目を達成です。
次に向かったのが若波酒造から歩いて数分のところにある蔵内堂さん。Googleの地図に従って歩いたものの、気がつかないうちに通り過ぎてしまいました。おかしいなぁと思って引き返してみると、どうやら工場のような佇まいの一角が酒蔵のようです。デリバリーの人が出入りしていたので、おそらくここだろうと覗いてみると、蔵の方に出会うことができました。お酒を売ってくれるかどうか伺うと、四合瓶なら清力 本醸造と純米がありますとのことなので、純米酒を1本購入しました。これで314蔵目を達成です。
ここまで来るルートが順調だったので、福岡に戻るには別のルートを取ることにしました。筑後川沿いにバスで下流で向かって大川橋でバスを乗り換えます。ちょうどここらへんは「のだめカンタービレ」のラストシーンのロケに使われた場所ですね。残念ながら乗り換え時間の都合もあって、バス停の近くからでは昇開橋をきれいなアングルでは撮れませんでした。
バスに乗って佐賀駅に出てからJR線のハウステンボス号で博多に向かいます。ハウステンボス号はなかなか豪華な列車で内装も素敵ですね。乗り心地も良くて、短いながらぜいたくな旅を楽しみました。
博多では天神の居酒屋さんがお目当てです。JRの博多駅から天神までてくてくと歩いていくと、立派な酒屋さんにたどり着きました。きれいな内装に様々な日本酒がずらりと並んでいます。これはすごい。お話を伺うと、昨年末に改装したばかりと言うことです。福岡のお酒もしっかり揃っていますね。 またの機会に来てみようと思います。
博多での一軒めは、「酒商菅原」さんで角打ちです。若い女性2人が既に先客で注文していましたが、彼女たちはクラフトビールがお目当てだったようです。日本酒は5種類あってそのうち好みで3種類選ぶ「飲み比べセット」がワタクシのチョイスです。今回のラインアップは、菅原水鏡、多賀治、菱湖。お酒のスペックはまた別のところでご紹介しましょう。
立ち飲みを済ませてもまだ早い時間 だったので、道すがら見つけた「昼呑食堂うめぼし」さんに入りました。こちらはお昼の12時から開店してお酒が飲めるそうです。ありがたいですね。当然日本酒をオーダーして、当てには「チーズせんしらす盛り」を選んでみました。おー、チーズの味が良く効いていて酒に合いますね。。
今回、天神で本命のお店は twitterで知った「Izakaya混」さんです。もちろん最初のお酒は「萬勝」をお燗して貰いました。刺身の盛り合わせや おつまみをいろいろ頼んでみましたが、その中でも大根の唐揚げは出色の出来です。おでん大根を角切りにして揚げてあって、大根がまるで羽二重餅のような感触です。
ご機嫌で、天神のお店3軒のはしごを済ませました。今回の福岡のお土産はワタクシ定番の「鶴の子」と「辛子高菜」です。福岡から帰ったら、鶴の子のオリジナルの会社が精算されると言うニュースに触れてびっくりしましたが、鶴の子自体は今後も売られ続けるようでほっとしました。
博多は美味しいお店がたくさんあって、空港にも近く、最終便に余裕を持って乗れるので、何度でも来たいですね。。