にっぽんSAKE紀行 #346 帯広 上川大雪酒造碧雲蔵 note51
広々とした十勝平野を眼下に初めて帯広空港に降り立ちました。
空港から特急バスで帯広駅まで40分。。途中、車窓から旧幸福駅を見たり。。とにかく広い。。
帯広駅に到着です。
何はさておき、腹が減っては戦はできぬ。。名物のぶた丼にありつきます。
駅ビル内にあるこちらお店は朝9時開店なので、大助かり。。
初めての帯広のぶた丼。やわらかい厚めのぶたロースにあまじょっぱいたれと胡椒のスパイスが効いてうまい。。根室で食べたエスカロップも胡椒が効いていたので、胡椒の使い方はこのあたりの特徴なのでしょうか。。
お腹が膨れたところで、レンタサイクルを借りて、帯広の旅の始まりです。
飛行機から見るとずっと平らな土地が続いていたので、普通の自転車でいいかなと思ったのですが、念のため電動アシスト自転車にして、大正解。。。最初の目的地の帯広畜産大学は結構高い台地の上にあって、登り坂は思いのほかきつい。。。
広々とした車の少ない道路を走るのは快感ですね。。。
地図を頼りにたどり着いた帯広畜産大学。。。
広い。。研究費をどっさり稼いで、ここに研究室を持てたらいいなあと思いながら自転車を漕ぎます。。(問題は何を研究するかですが。。。)
構内をゆっくり走って、目的の「上川大雪酒造碧雲蔵」に到着。。
お店に入ると、「見学はこちら→」の張り紙が真正面にあります。
早速、蔵の方に向かうとコンパクトな見学室から、酒造りの全工程を見ることができる仕組み。。これはよき。。
サクッと酒造りを見てから、お酒の品定めです。。米(きたしずく、彗星、吟の精)とつくり方の組み合わせが揃っていてわかりやすいです。わかりやすいけど、何を選んで良いか、悩む。。。
結局、彗星の特別純米ときたしずくの白麹山廃の2本をゲット。。。楽しみ、楽しみ。。
これで日本酒蔵を346軒めぐりました!
帯広での最大の目的を達成したので、今度はゆっくりお茶をしばきます。。(突然関西弁)
北海道のお菓子はいろいろありますが、帯広に本店のある柳月も有名ですよね。せっかく帯広に来たので、(本店ではないですが)柳月トスカチーナ店で、ミニチョコパフェ。(トスカーナと十勝がくっついたような名前ですね。。)
ゆったりとした店内で時間がゆったりと流れます。。慌ただしい旅が多いクラゲですが、たまには旅先でのんびりするのも悪くないですね。。
パフェをお昼がわりにして、次は帯広美術館。コンパクトながら、素敵な美術館ですね。
ちょうど、スウェーデンの陶芸作家、リサ・ラーソンの作品展をやっていました。彼女の作品もほっこり系。ほっこりの1日です。(展覧会は2023年11月19日まで。http://event.hokkaido-np.co.jp/lisalarson/)
美術館のある緑ヶ丘公園。広大な緑がある街っていいですね。。
のんびり走ったつもりですが、電動自転車のおかげで予定より早く帯広駅に戻ってきました。駅前のドトールでメールとネットのチェック。。。
帯広駅から、特急おおぞらで新千歳に向かいます。その前に、駅の売店をチェック。おお、碧雲蔵のお酒が一通り揃ってますね。帯広にお越しの際は、ここで買うのもいいですね。
特急あおぞらに揺られること2時間半、途中の南千歳で乗り換えて、新千歳空港駅に到着。北海道の地図が本州に重ねてあります。。やはり広い。。これでいつも調子が狂うんですよね。。
晩ご飯をどこにしようか、いろいろと迷った挙句、前回と同じ「花ぶさ」さんに着陸。。
お酒は旭川の大雪 純米吟醸。ご飯は握り寿司。。海鮮丼のお店がたくさんあって、このお店にもありますが、ゆっくり食べるならやはりにぎりですね。。。
ということで、生まれて初めての帯広の旅、フライトの時間の都合で帰りは新千歳からになりましたが、列車の旅も楽しめました。
今年の春から秋にかけて、北海道の3軒の日本酒蔵、それぞれの街の風物も合わせて楽しむことができました。