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にっぽんSAKE紀行 宇和島 正木正光酒造場 野武士 note53
今回は、愛媛県宇和島に向かいました。大村益次郎の一生を描いた司馬遼太郎の「花神」を読んで以来、ずっと来たかった町です。東京から日帰りできる距離ではないと思っていたのですが、スケジュールを組んでみると、意外に楽勝。。町の中ではないけれど、宇和島からアクセス圏内に日本酒の蔵もあるようなので、そちらも旅程に組み込んでみました。
フライトを確保しておいて、前の晩にリムジンバスを予約。。。と思ったら、なんと満席!
仕方なく、早朝20分ほど早く家を出て、電車を乗り継いで空港へ。。朝の20分は結構キツいですね(特にその前の二日間とも飲んだくれて深夜帰宅だったので。。)
羽田に着いて、松山行きに搭乗。。しかし、貨物の積み込み遅れ、滑走路まで遠い、離陸の順番待ちの三重苦で、大幅に出発が遅れて、その影響で松山空港到着も予定より20分遅れ。。
事前に組んでいた旅程がのっけからパーになりましたが、臨機応変も旅の楽しさです。
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結局、JR松山駅では予定していた特急に乗れず、次の列車は1時間15分ほど後に。
待っている間に、じゃこ天うどんで腹ごしらえ。。うまし!!
じゃこ天、うまいですねー。誰かが貧乏くさいと言ってましたが。。
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飛行機の遅れで、宇和島での滞在時間が1時間減ってしまったので、帰りの宇和島から松山への便を、4時くらい発のバス便から、5時発の特急列車に変更しました。空港での待ち時間がなくなりますが、途中でお土産などを買っておけば、空港に着いて飛び乗るだけでOKです。
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特急宇和海は2000系ディーゼルカーで、結構早いです。。快調に飛ばして宇和島駅に1時間半ほどで到着。
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宇和島駅で30分ほど待って、今度は窪川行きの各駅停車で松丸駅に向かいます。
先ほどとは打って変わって、キハ54系の一両編成が曲がりくねった勾配のある線路を喘ぎながら登ったり下ったり。。これぞローカル線の雰囲気です。。
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松丸駅に着きました。予想外に立派な駅でびっくり(失礼)。駅舎が温泉を含む複合施設になっているのですね。
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目的の正木正光酒造場さんは、駅から徒歩数分の駅舎に正対する位置にありました。風格のある佇まいです。お店の重い扉を開けて、お酒の品定め。。「野武士 純米吟醸がよく出ますよ」とのアドバイスを素直に聞いて、一本購入。これで、蔵巡り347軒目を達成です。
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酒蔵を出て、駅の足湯で一休み。。。気持ちいい。。。
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宇和島には路線バスで帰ります。列車とは違うルートなので、雰囲気が変わっていいですね。バスは、宇和島駅を経由して、東高校前まで。終点まで乗って、少し歩いたところにある天赦園を散策しました。こちらは二代目藩主伊達宗利が海を埋め立てて造成した「浜御殿」をもとに作られた庭園で、園の名前は伊達政宗の詩から取られているそうです。
馬上に少年過ぎ
世は平にして白髪多し
残躯は天の赦すところ
楽しまずしていかんせん
ワタクシも天の赦してくれた残躯を楽しみたいものです。。(戦ってはいないけど)
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天赦園の後は、現存12天守の一つ、宇和島城に登城です。
宇和島城の東には児島惟謙(こじまこれかた)の銅像が。。「大津事件の際には、大審院長として司法権の政治部門からの独立を守り抜き、「護法の神様」などと高く評価された(wiki)」。今の裁判官も忖度なしに、正義を守り抜いてほしいものです。
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石垣が見事です。さすが築城の名手、藤堂高虎の作り。最初のお城とは思えない完成度です。
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しかし、急な石段の上り下りや天守の急な階段で、身体がキツい。。普段平らなところはかなり歩いているのですが、エスカレーターやエレベーターに頼っていたツケが来たようです。。
天守の階段を登り切ると宇和島の眺め。。疲れが吹っ飛びます。。
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宇和島での締めは名物「鯛めし」にしようと、街中の料理屋さんをチェックしましたが、どの店も判で押したように5時開店。。。それなら最初に計画していた4時ちょっと過ぎのバスで松山に戻ろうかと宇和島駅に歩いていくと、目の前でバスが出ていってしまいました。
今度は宇和島駅で1時間あまり特急を待ちます。「鯛めし」に未練が残りますが、仕方ないのでコンビニでおにぎりを買って、晩ごはん。。。現代版「家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子」でしょうか。
待っている間に、新幹線0系を模したトイトレインの出発をカメラに収めることができました。転んでもタダでは起きない。。
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松山空港に到着です。出発ロビーをうろうろしていると、なんと「鯛めし」のお店があるではないですか。。。これを知っていれば、宇和島市内でウロウロしないで、早めに空港に来ればよかったと、結局「鯛めし」の恨みを引きずって飛行機に乗るクラゲでありました。(帰りの飛行機も遅れました。。。涙)
宇和島は憧れていた町ですが、もっと遠いと思ってました。何事も行動ですね!今回の宇和島市内は、天赦園とお城だけにしか寄れませんでしたが、駅で待つ時間を使って港に行けばよかったと今更ながら反省。。
今回のお土産は栗タルトと何故かゴジラのどら焼き「どら一」。程よい甘みと微かな塩味のクリームがなかなかうまし! さらに、松山名物、薄墨羊羹。。目に入ってしまったのが最後。。どうしても手が出ます。。
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いかがでしたか?東京からの愛媛、宇和島の旅。日帰りでも、意外とゆっくりできることがわかって、他の南予の町にも行きやすくなりました。次回もどうぞお楽しみに。。