にっぽんSAKE紀行 岩国 #291村重 #199雁木(再訪)
二度目の岩国に来ました。事前に調べて、錦町の金雀、新岩国の村重(見学あり)、市内の八百新酒造(雁木、二度目、見学あり)の三蔵を巡る計画です。錦帯橋は何回か見ているし、岩国城も前回登城したので、今回は見送りです。
例によって、始発電車に乗って羽田の早朝便で出発です。早起きはしんどいけど、電車が比較的空いているので、ラッシュアワーに移動するより、楽ちんです。目的地での時間にも余裕ができますし。。
フライトでは米軍海兵隊の飛行機を見られるように、左側の窓際を確保。。これも前回は右側で見られなかった経験のなせるワザ。。でもあまりよく見えませんね。。。F18とF35のような機体かな。。岩国空港は米海兵隊基地内なので、着陸からターミナルに入るまで、機外の撮影が禁止なのです。ほとんど被占領国。。。
連絡バスに乗って、岩国駅に到着。料金200円をPASMOで支払い。。やっぱり便利、交通系ICカード.
ここで錦川清流線の錦町行きを1時間ほど待つ予定です。乗り方がよく分からなくてウロウロしましたが、どうやら改札はJRと共通の様子。念のために時刻表を確認します。。。えっ?!途中から不通になっていてバスで代替運行??あわててバスの時刻表をチェックしましたが、列車とはダイヤが全然違っていて、これでは午後に村重と八百新酒造に行けません。。。うーん、Google MapsにもYahoo路線情報にもこの情報はなかった。。大分(2回)に続いて台風の影響を喰らいました。。
とりあえず、駅構内のカフェに入って、ココアを飲みながら善後策を検討。。。
良い景色と静かなジャズで心が落ち着きます。重たいけど、パソコンを持ってきたので、店内wi-fiでいろいろと雑用ができて便利。ここでノマド暮らしをするとは思わなかったけど。。。
岩国の観光案内書をひっくり返して、錦町の抜けた時間を錦帯橋付近で埋めることにしました。
バスに乗って錦帯橋にやって来ました。高校の修学旅行から数えると5回目になりますね。。。
しかし、目的は錦帯橋見物ではない。。
橋の近くにある「本家 松がね」で、地酒の飲み比べができるのです。。。一杯100円の食券を買って、朝から日本酒。。よきかな。。
チョイスは行きそびれた金雀と午後に伺う雁木。金雀は初めていただきます!
利き酒で軽く喉を潤したあとは、岩国国際観光ホテルにある、「いつつばしの里 錦帯橋温泉」に向かいます。露天風呂からは錦帯橋を見下ろせる絶好のロケーションです。うーん、朝からまったり。。ワタクシのお風呂はカラスの行水なので、滞在時間が短くてちょっともったいない感じです。。
お風呂から上がって、しばし涼んで、バスで新岩国駅に移動です。午後に見学の予定なので、駅ナカでお昼ご飯と思ったら、コンビニしかない。。。コンビニ弁当を買ってベンチで食べるオプションも考えましたが、幸い駅前に一軒だけレストランがあったので、こちらでカツカレー。。うまし!
さて、約束の時間になったので、村重酒造さんを訪れます。
こちらで驚いたのは、種付け(蒸したお米に麹菌を振りかける作業)を、お米を蒸した直後の放冷機の中でしてしまうこと。そして麹室では米麹を機械で管理しているのです。案内いただいた八代目杜氏 金子圭一朗さんの説明によると、醸造の過程でなるべくお米に触らないようにする方針だそうです。なるほど。。
一通り酒造りを見学した後は、3種類のお酒を試飲です。ふむふむ、おっ、この「錦帯橋」は美味しいですね。。
こちらでは8号酵母を使ったお酒造りにチャレンジしていて、クラウドファンディングが成立したそうです。機会があれば飲みたいな。。
村重酒造の次は、雁木を醸す八百新酒造さんに向かいます。実は前回伺った時に、蔵を見ていきますかとお誘いいただいたのですが、時間の都合で遠慮したので、今回は事前に見学の予約を入れました。
蔵の煙突はもう使っていないのですが、シンボルでもあるので、有志の皆さんの援助で整備したそうです。確かに、前回とは煙突に書かれている銘柄が違いますね。。
最後に冷蔵庫を覗いて、どれを買おうか相談です。おや、このプロトタイプはなんですか?と伺うと、「低アルコール酒を試してみたのですが、自分の思った味わいにならなかった」とのこと。酒の好みは人それぞれ。。ならばワタクシが買って味わいましょう。。。
八百新さんから岩国空港は歩いて20分。錦川沿いに歩きます。
岩国のお土産は肉味噌レンコン 青唐辛子入り。。これがまたお酒に合うんですよね。。。
今回は錦川清流線の不通という想定外の事態ではありましたが、我ながらうまく挽回して、岩国の1日を満喫しました。岩国良いとこ、何度でも来たいですね!