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にっぽんSAKE紀行 #323-324 岡山県津山. 加茂五葉 武蔵 津山城桜まつり

今回は満開の桜を楽しみながら、津山市内の日本酒蔵を2軒訪問しました。(note 第36報目)

岡山桃太郎空港から、事前に予約していた乗り合いタクシーで津山駅まで約1時間半。
JR津山線と皿川にそって走ると、津山駅に到着です。


岡山桃太郎空港


乗合タクシー(事前予約が必要です)


津山駅

この辺りは、和銅6年(713)に備前国(びぜんのくに)の北6郡が分離してできた、美作国(みまさかのくに)にあたり、美を作るというだけあって、美人が多いです。。知らんけど。。
津山駅は、JR津山線(岡山ー津山)・姫新線(姫路ー新見)・因美線(東津山ー鳥取)が通る、交通の要衝でなかなか立派な駅ですね。


津山駅改札


駅前にはB’zの看板が。。

津山駅から因美線智頭(ちづ)行きに乗って、二駅高野で下車します。因美線は鳥取まで繋がっていますが、全ての列車は途中の智頭か美作加茂止まりです。(それにしても本数が少ない。。)


因美線と姫新線の時刻表


高野駅

高野駅から桜の咲く加茂川の土手道を歩くこと約20分で最初の目的地、多胡本家酒造さんに到着。立派な店構えです。多胡本家酒造場は江戸時代の漢文年間(1661-1673)年創業とのことで、350年もの歴史があるのですね。日本酒以外にも焼酎、リキュール、ビールとお酒の種類も豊富なので、いろんな好みにあいそうです。私はもちろん日本酒!でも日本酒も色々あって迷っていたら、お店の方から加茂五葉 本醸造のしぼりたてを薦められたので、素直に購入。。。うう、早く飲みたい。。


桜咲く加茂川


多胡本家酒造


多胡本家の品揃え(の一部)


お薦めの新酒が見えます

駅に戻る道すがら、たった一軒の料理屋さんの焼肉屋でのんびりお昼。。なにせ、戻りの列車まで1時間半あります。。

高野の駅でさらにのんびり列車を待ちます。。東京とは時間の流れ方が違いますね。。


高野駅。。。春。。

津山駅に戻りました。駅前の観光案内所で電動アシスト自転車を借りて、市内を巡ります。最初の目的地は、この日二軒目の蔵、難波酒造さん。駅前から2回曲がるだけで到着!!
こちらは、美作国の一宮、中山神社の門前で岡山のお米にこだわって酒造りをしているそうです。
ところで、なぜ美作というかというと、かつては美酒(みまさけ)の国だったのが、転じて美作国になったそう。お酒が美味いわけですね!!こちらのメインの銘柄は、美作生まれの剣豪、宮本武蔵の名前を戴く「武蔵」。ほかに「和心」「あばの颯(かぜ)」があり、今回は津山の一番奥にある阿波(あば)地区で栽培され天日干し(はで干し)されたお米で醸した「あばの颯」をいただきました。


難波酒造


品揃え(の一部)

四合瓶2本を背中に背負って、次に目指すは和菓子のくらやさん。なんとこちらは、B’zの稲葉さんのお兄さんの経営だそう。。明治初年創業で、現在は五代目。お店も併設の喫茶もはやってますね!!嬉しいことにお菓子はバラ売りがあって、この日は名物の「いちま」(カステラのブッセにつぶあんと桜あん)にこしあんの桜大福を購入。。。(涎)うーん、ずっしり重くて幸せ。。


和菓子のくらや


銘菓いちま

背中に日本酒、手元にあんこを抱えて、いよいよ津山城に到着。
津山城は、市内の鶴山に築城されたお城で、室町時代の守護大名、山名氏の築城。その後紆余曲折を経ながら幕末まで守り続けられました。しかし明治の廃藩置県に伴って、残念ながらお城は取り壊されてしまいます。その後備中櫓が復元されて、お城の威容を今に復活させました。
時はあたかもさくら祭りの真っ盛り。満開の桜に白壁のお城。。絵になりますねえ。。それもそのはず、津山城は日本さくら名所100選にも選ばれている名所。タイミングよくこれてラッキーでした。


津山城のさくら祭り


春、高楼の花の宴。。。


津山の街並み

東京から公共交通機関だけの日帰りは少し難度が高かった津山ですが、お天気と満開の桜に恵まれて、充実した1日になりました。美酒の国美作、多くの見どころがあって、回りきれませんでした。また違う季節に来たいですね。

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