3分で確認!! 本日の医療ニュース 23/7/28号
おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊
本日は最下部の【おまけ】コーナーで、名言についての感想(1人ごと)を掲載しております_φ(・_・
お時間ある時にのぞいてみてい下さいね😊
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇
【本日のピックアップトピックス】
①オン資運用で「レセプト返戻が4割減」厚労相答弁 事務負担軽減を強調、与野党から来年秋廃止見直し求める声も
加藤勝信厚生労働相は、オンライン資格確認の本格運用により、医療機関へのレセプトの返戻件数が直近では約4割減少していると述べました。
新しいマイナ保険証は、正確な保険資格を窓口で確認し、審査・支払い時に保険者がデータ登録すれば自動的にレセプトが振り替えられるため、医療機関の事務負担が軽減されるという当初の狙い通りの効果が出ていることを強調しています。
どうしてもネガティブな側面が取り上げられがちですが、現状で返戻レセプト件数を4割も減らしていることを考えると、今後の普及に伴ってさらに効果を発揮していくことになりそうですね。
政府は引き続き具体的な対応を重ね、国民の理解を優先して進める姿勢を示していますが、政治闘争の格好のネタになっていますので、これからもネガティブな話題は続きそうです。
参照元↓
②300店舗以上による減少、面の処方箋獲得でカバー ファーマライズHD、LINEの処方箋画像送信を展開
こちらの記事で紹介されているファーマライズHDでは、グループ店舗数が300店舗を超える計画であり、多くの店舗がこれまでより点数の低い調剤基本料3-ロ・3-ハや地域支援体制加算3への移行を余儀なくされていますが、LINEを活用した処方箋画像送信機能を展開し、処方箋枚数のアップを図ることでカバーしていく方針のようです。
多くの処方箋枚数を集めるという目的には、多くのユーザーを抱えているLINEを活用するのはとても理に適っており、多くの薬局で導入されています。
実際にファーマライズHDの秋山社長は「友だち登録者数、面の処方箋枚数ともに増えている」と手応えを感じられており、これらの取り組みによって減少分をカバーしていく考えを示しています。
先日もご紹介した「ゆう調剤薬局」さんも積極的にLINEを活用されており、「SNSのフォロワー(LINE登録者)が貴重な資産になる」と、その重要性を強調されていましたね👇
これから、LINEなどのSNSを活用するのはもはや“当たり前”という状態になり、これからはどのSNSをどのように活用していくかという戦略によって成果が大きく変わっていくことになりそうです。
参照元↓
③Pharmacy Leaders Day 4割がChatGPT「試しに何度か使った」 薬局・薬剤師の業務改善に期待感
「Pharmacy Leaders Day」(カケハシ主催)が7月19日に東京都内で開催され、「ChatGPTは薬局を変えるか」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
参加者による事前アンケートでは、ChatGPTを「試しに何度か使ったことがある」が全体の41%、「業務等に使っている」は6%だったことが分かっており、薬剤師の生成AIへの関心の高さが窺えます。
「生成AI(ChatGPT等)について気になること」(n=355)という質問の回答で一番多かったのが「薬剤師業務の代替可能性」(41%)という答えで、薬剤師の業務効率化がどこまでできるのか?という関心と同時に、薬剤師のどの業務やスキルが必要なくなるのか?ということに関心が寄せられていることがわかります。
最近は薬剤師向けのセミナーでもChatGPT関連のものが増えてきましたが、最新の情報を入手しておくことで業務効率化に繋げたり、今後必要なスキルを身につけていくうえでの参考にしていきたいですね。
参照元↓
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【医薬品供給情報】
こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。
医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。
①アルフレッサファーマ
②協和キリン
③サンファーマ
④太陽ファルマ
⑤田辺三菱製薬
⑥東和薬品
⑦日医工
⑧日東メディック
⑨ファイザー
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【おまけ】
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こちらは、京セラ名誉会長、KDDI最高顧問、日本航空名誉顧問などを務められ、昨年惜しまれながらも亡くなられた稲盛和夫さんの「人生の方程式」というものです。
私はこの方程式に出会ってからというもの、常に自分自身の「考え方」というものを意識するようになり、この「考え方」を正しい方向に持っていくことを心がけています。
この方程式に注目してみますと、
稲森さん曰く、「能力」はもともと生まれながらにして自然から与えられたもので、後天的に変えられるものではないとのこと。
また、「熱意」を持つということは、能力と違って後天的に自分の意志で獲得できるものとされています。
この「能力」と「熱意」には、ゼロからプラス100点まであるとされています。
仮に、難関大学を卒業した新入社員Aの「能力」が80点だとしても、そこに慢心してその後の努力を行わない場合、その新入社員Aの「熱量」を30点だとすると、熱量×能力=2400点となります。
一方、普通の大学を卒業した新入社員Bの「能力」を60点とし、そこから学歴コンプレックスなどを成長のバネにして努力した場合の「熱量」を80点とすると、熱量×能力=4800点となります。
これを見ると、いかに「熱量」が大事であるかがよくわかりますし、私のような平凡な能力しか持たない普通のサラリーマンでも、「熱量次第で大きな成果を出すことができるのかも!」と希望を抱くことができますね(^^)
稲森さん自身は鹿児島大学を卒業したものの、大阪大学や京都大学といった優秀な大学を出た人がたくさんいる中では、どうしても能力の面でコンプレックスを抱いてしまっていたそうです。
そこで、「そういう優秀な人たちと競っていこうと思えば、どうしたらいいのか」を考え、「能力がないから、一生勝てないのか。いや、そうではない、一生懸命努力すれば、つまり熱意があればやっていけるはずだ」と自分を奮い立たせたことが、「能力×熱意」という考え方を思いついたきっかけとなったと述べられています。
最後に、一番重要な「考え方」をみていきましょう。
「考え方」にはネガティブなマイナスの考え方もありますから、マイナス100点からプラス100点まであります。
このマイナスがあるというのがミソで、いかに「熱量」と「能力」の積が高かったとしても、「考え方」がマイナスであれば全て台無しになってしまいます。
例)「熱量80」×「能力60」×「考え方−20」=ー9600(人生・仕事の結果)
稲盛さんはこの方程式の中で「考え方」を一番重要視されており、「どういう考え方をすえるのかによって、人生はガラッと変わってくる」とおっしゃっています。
ですので、稲盛さん自身もこの「考え方」を磨く努力をされてきたからこそ「徳」を備えた人格者となられ、様々な成果につながったことがわかります。
最近では車買取業者の「BIGMOTOR」による組織ぐるみの不正が話題になっていますが、私はそのニュースを見るたびにこの方程式を思い出します。
BIGMOTORだけでなく、このような企業の不正は数多くあります。
それぞれの企業には優秀な能力を持ったモチベーションの高い社員がいるにも関わらず、「考え方」を間違ったあまりにこのような結果を招いてしまったことがわかります。
私の好きな山口周さんの本では、この「考え方」の部分を「美意識」と捉えており、企業が美意識を失い、自社の利益のみを追求すると必ず不正に行き着くことが指摘されています。
その他、『論語と算盤』など、利益だけを追求することの危うさを教えてくれる本や教えなどがあるので、BIGMOTORのニュースを見て改めて自分自身の「考え方」がおかしな方向を向いていないかチェックするうえでも先人の教えに触れておく機会にしたいと思います。
本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪