レーベンスティール、ボルドグフーシュは危険!? 現役医学部生が予想する2025年1月26日(日)アメリカジョッキーカップ(AJCC)
執筆:SAIKI
はじめに
1/26(日)中山競馬場にてアメリカジョッキーカップ(中山芝2200m)が開催されます。
長いレース名ですので、netkeibaやスポーツ新聞、メディア等各媒体で様々な表記がなされますね(笑)。果たしてAJCCと呼ぶのか、アメリカJCCなのか、はたまたアメリカジョッキーCなのか。私はAJCC呼び派です(笑)。皆様はいかがですか?
AJCCは冬の中山開催最終日に行われるレースであり、中山競馬場が大好きな筆者としては、非常に寂しい思いなのですが、1月末はようやく今年も頑張るか~と言うスイッチが入ってくる頃であり、AJCCを観ると気合いが入りますね。
昨年の同レースは今となってはおなじみの短期外国人“キング姐さん”ことR.キング騎手がチャックネイトで勝利し、JRAでの初重賞勝利を飾りましたね。今年はすでに年始の京都金杯を制覇しており、豪腕っぷりを披露してくれましたね!豪腕っぷり…オーストラリアの騎手なだけに“豪”腕、なんてね…。お後がよろしいようで……
今年もR.キング騎手はチャックネイトに騎乗し、連覇を目指します。
●出走馬一覧
①ライラック(牝6)55 石川裕
②レーベンスティール(牡5)58 C.ルメール
③ポタジェ(牡8)58 岩田望
④ボルドグフーシュ(牡6)57 内田博
⑤カラテ(牡9)57 杉原誠
⑥ニシノレヴナント(セ5)57 田辺裕
⑦マイネルクリソーラ(牡6)57 津村
⑧ダノンデサイル(牡4)58 戸崎
⑨ディープモンスター(牡7)57 浜中俊
⑩ビサンチンドリーム(牡4)56 A.ルメートル
⑪マテンロウレオ(牡6)57 横山典
⑫アラタ(牡8)57 大野拓
⑬コスモキュランダ(牡4)57 横山武
⑭ホウオウリアリティ(牡7)57 菅原明
⑮エヒト(牡8)57 吉田豊
⑯チャックネイト(セ7)58 R.キング
⑰アウスヴァール(セ7)57 横山和
⑱ボーンディスウェイ(牡6)57 木幡巧
●中山芝2200mのコース形態
中山競馬の通称“おにぎりコース”を使用しておこなわれる2200mのコースである。直線が短い中山競馬場ではあるが、3-4角が緩やかになっており、長く脚を使うことができるコースである。
●現在のトラックバイアス
冬の中山最終週ではあるが、仮柵の移動等によって芝のラチ沿いの傷みが少なく、内前で進めても十分戦える。大外回しての豪快な外差しが決まるような状態ではない。基本前の方の馬が有利である。
●展開・ペース予想
『ポイント①』逃げ馬は?
逃げ馬が他におらず⑰アウスヴァールがらくにハナか。
⑪マテンロウレオは前走の中日新聞杯で差しの競馬で好走したものの、2,3走前を逃げているうえに、鞍上(横山典)が鞍上なだけにこちらがと言うことも考えられるが、典さんが逃げた際にはもう競馬の予想なんてしていられないので「あぁ、典かぁ…」と諦めることとします。と言うわけで⑰がハナに立ち、前半はSペースと予想します。万が一典さんが逃げたとすると、3走前の日経賞のようにかっ飛ばすと思います。⑰は逃げ慣れている横山和ジョッキーですし、無理にはついて行かず、他馬が実質Sペースになればそれで良いです。
《隊列予想 スタート~向こう正面》
逃げ:⑰(⑪?)
先行:⑧ ⑯ ⑱
中団:② ③ ⑤ ⑦ ⑨(⑪?)⑬ ⑮
後方:① ④ ⑥ ⑩ ⑫ ⑭
『ポイント②』向こう正面の動き
向こう正面から緩いカーブにさしかかり、3コーナーあたりでロングスパートを仕掛けたい中団・後方待機の馬が徐々に進出し始めます。④ボルドグフーシュ⑬コスモキュランダなどが動くと思います。後半は徐々にペースが上がり、後方の馬にはロングスパート、切れ味が求められる展開と予想します。
《隊列予想 3角~》
逃げ:⑰(⑪)
先行:②↑ ④↑ ⑧ ⑬↑ ⑯ ⑱
中団:③ ⑦ ⑨ ⑮
後方:① ⑤ ⑥ ⑩ ⑫ ⑭
『ポイント③』4コーナーから直線へ
後半はラップが上がり、前の馬はポジションを生かした粘り込み、中団、後方から進出を始めた各馬はスピードに乗って直線を迎えると予想します。 Sペースなので逃げ先行馬は4角では失速せず、まだ内へ居ると思います。そのため、まくるように進出した馬は4角では外を回され直線を迎えると考えています。
後方で展開はまり待ちをするような馬はこの時点で厳しくなると思います。(消→①⑤⑥⑩⑫⑭)
また、単純に力、スピードの無い先行馬や、キレの足りない中団の馬は徐々に脱落していくと考えています。(消→③⑦⑨⑮)
最後の直線は、Sペースを前々で優位に運んだ⑧⑰⑯⑱(⑪?)に進出してきた④⑬が外から差しの競馬をする展開と予想します。
●危険な人気馬たち
※“想定人気”は2025/01/26(日)2:00現在のJRA発表のオッズです。
②レーベンスティール(想定1番人気)
鞍上のC.ルメール騎手は直近3年間の同条件【7-2-4-9】勝率31.8%複勝率59.1%とずば抜けている。鞍上人気をする一頭だろう。
レーベンスティールは国内【5-2-1-2】で馬券外に敗れた2戦も海外帰りと前走のG1天皇賞秋と説明がつきそうですね。
しかし、私は不安点があると考えています。この馬が評価を上げている理由でもある2走前のG2オールカマーでの勝利ですが、逃げたアウスヴァールに対して、本馬はロス無く内を通って他馬を捌き、ゴール板手前でギリギリ差し切っており、スムーズさに欠いていたとすれば敗れていてもおかしくなかったように思います。また、有力な先行馬も少なく、決してレベルが高いとは言えません。
3走前のG3エプソムカップはトップハンデの59.0kgを背負っての勝利ではありましたが、メンバーレベルが低く、現時点では5着のアルナシーム以外は成績が良くありません。
前走の秋の天皇賞でもうすこし見せ場があれば話は別でしたが、単純な力負けであり、現状ではG3クラスである可能性をはらんでいます。
好走しても何も疑問はありませんが今回のメンバーレベルで単勝3.0倍を切るような馬では無いと思います。
④ボルドグフーシュ(想定4番人気)
鞍上の内田騎手の同条件直近3年の成績は【0-0-3-20】であるが、そのうちの16戦で単勝オッズ30.0倍以上の馬質での騎乗成績であり、それほど悲観する内容ではない。
馬自身に本来の力さえあれば本命や軸にしても良いが、その点に不安を感じる。前走は83週ぶりの出走で4着。馬柱だけ見れば上がりも使えていて次走に期待、と考えられてのこの人気なのだろう。しかし、前走のチャレンジカップでの4着は差し・追込み決着に恵まれた上に3着馬と0.5秒差をつけられている。かつての力があると考えての購入は危険かもしれない。こちらも好走しても不思議では無いのだが、軸にはしたくない一頭。
※⑧ダノンデサイル
横山典から戸崎への乗り替わりに関してはそれほど心配していない。人気馬の戸崎は個人的に信用していないが、横山典弘さんと比べるとかなり信用できるからね…。
不安な点は陣営のコメントがのんきすぎる。要約すると、「感覚を詰めて使うとデサイルがどうなるか知りたい…」とコメントしている。間隔詰めて結果オーライなら良いのだが、だめだった時はどうしてくれるの?、て話。力が抜けているので五分くらいのデキで好走しておかしくないのだが頭には危ないかもしれない。レース後に「疲れが抜けておらず…」とか言う馬券購入者からのヘイトを買うようなコメントが平然と飛び出す可能性がある。(鞍上は典さんではないので「馬は頑張っています」とのコメントは出ないと予想)。不安点に根拠のあるレーベンスティール、ボルドグフーシュよりかは信用できる。
★狙いたい穴馬
⑱ボーンディスウェイ(想定10番人気)
前半がSペースで進み、後半がHペースになった際、この馬に展開が有利に働くと考えている。近3走については終始ペースの緩まない中で競馬をしており、その中でも十分に力を示している。差し、追込みの決まる中でも健闘している。前半をゆったり運び、後半優位なポジションから粘り込みを狙うことができる能力を持っていると考える。人気上位の各馬に不安点がある中で紛れ込んでくれるかもしれない。
⑯チャックネイト(想定6番人気)
不良馬場であったとはいえ前年覇者のこの馬も面白い。このオッズであればうまみがある。3勝クラスの六社Sをはじめ、相手にしてきた馬のレベルが高い。3走前はG1天皇賞春、2走前のG3函館記念は後方から運んだ。前走はハイレベルなG2札幌記念であり、ここで好走というのも十分に考えられる。鞍上がR.キングに戻るのも魅力的。
●買い目
穴党SAIKIの本命は…
私は⑱ボーンディスウェイを本命とします。
相手には⑯チャックネイト、⑰アウスヴァール、⑧ダノンデサイル
この3頭で考えています。
おそらく単勝とワイドで勝負することになるかと…相手が絞れたというのと、複勝オッズが渋いので…
高配当を期待したい方は⑱ボーンディスウェイを3連系の馬券にどうぞ!!
あくまで私の競馬予想であり、的中を保証するものではありませんので購入はご自身のご判断でお願いしますね!!!
実際の買い目については、馬体重やオッズ等を見て決めますので、レース出走の30分前くらいに私のXアカウントにて投稿させて頂きます。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
的中した方や参考になったぞという方へ
お優しい方、以下よりご支援の程何卒よろしくお願いいたします↓(お酒好きなのでビール代をごちそう頂ければ涙)