理学療法士を通して見つけた第2の人生~Mediiで成し遂げたい医療への強い想いとは。
こんにちは!Medii広報チームです。ストーリー第2回目は、事業統括部の種田さんです!
前職は「理学療法士」で医療従事者の種田さん。なぜビジネスに興味を持ち、Mediiに転職を決めたのか。そして、医療従事者の経験から感じる、Mediiで叶えたい医療への強い想いなどを伺いました。
※2022年6月にWantedlyで公開した記事の転載です。
簡単に自己紹介とこれまでの経歴を教えてください。
種田健二と申します。北海道大学大学院在学中から5年間、北海道せき損センターという病院で理学療法士として勤めていました。脊髄損傷に特化した全国でも非常に特殊な病院だったので、通常の理学療法士が持つことのない医療の専門性を極められるという点には大きな魅力を感じながら働いていました。事故などで重傷を負った脊損患者さんに対して、次の人生を笑顔で迎えることができるようサポートする自らの職務には誇りを持っていましたし、医療従事者として患者さんから必要とされているということを日々感じることのできる非常に幸せな職場でした。
そんな中、なんやかんやありまして、今年の春からMediiに入社することになりました笑。29年間過ごした大好きな北海道を初めて離れて上京してきたので、第2の人生がスタートしたような気がして毎日とてもわくわくしています。
なぜ理学療法士からスタートアップに転職しようと思ったのでしょうか?
簡単に言うと、「もっと広い世界で患者さんに幸せを届けたい」という思いが芽生え始めたからです。僕の場合、専門的な知識や高度なスキルが備わった多くのスタッフが周りにいる環境で自身の専門性を高めることができたため、担当する脊損患者さんには納得のいく医療を提供することができていたと思っています。
その一方で、他院の理学療法士の知人へヒアリングを重ねていると、脊損患者のリハビリテーションに困って何をすればよいかわからないという現状も数多くあることを知りました。1人の理学療法士がどれだけ全力で取り組んだところで、僕の病院で関わることのできる脊損患者さんの数は限られたものでしかないということを思い知らされたことは、個人的には一種の挫折のような経験でした。
そのことがきっかけで、もっと脊損医療を取り巻く社会全体に対して、大きなインパクトを与えることができないか考えるようになりました。大きな声では言えませんが、病院に黙ってビジネスコンテストに出場し、審査員の方々から建設的なフィードバックをもらったり笑。ただ当時、理学療法士を辞めてスタートアップにいきたかったというよりは、理学療法士として、あらゆる患者に幸せを届けるための手段を模索していただけだったのですが、その結果、病院よりも企業に勤めた方が実現性が高そうだなと、ある時自分の中で結論が出ていました。
実際に今まで、1人1人の患者に寄り添い最適な医療の形を追究してきたからこそ到達できた境地だと思っていて、そういった意味では、Mediiに入社した今でも、一会社員というよりは理学療法士の延長線上にいるという意識が強いかもしれません。
患者さんに適切な医療を届ける方法として、なぜ「Medii」だったのでしょうか?
「どこにいても より良い医療を 全ての人に」というMediiのビジョンは、僕が望む未来とも完全にマッチしていたので、Medii創業当初からずっと注目していました。
また、コロナ禍ということもあり患者に向けたオンライン診療のサービスが各社で展開されている中、医師に向けたオンライン医療相談にこだわり続けて確固たる地位を築き上げてきたMediiの戦略的な面白さにも魅力を感じていました。
ですが、何よりも僕の心を掴んだのは、間違いなく代表の山田さんの情熱です。Mediiは、山田さん本人が難病を患い、地方の病院で専門的な医療を受けられずに苦労した経験を基に立ち上げられた会社なので、そこには並々ならぬ想いが詰まっていると感じましたし、日本の専門医偏在問題に対して人生をかけて解決しようとしているチームの一員として自分も同じ船に乗って活躍したいという気持ちが沸いたことが大きかったと思います。
実は、僕自身も難病を患っているということもあり、同じ難病患者として何か感じるものがあったのかなとも思っています。いわゆる直感かもしれませんが、その感覚も大事にしています。
実際に入社してみての感想は?
入社して早々、山田さんと執行役員の筒井さんに「小手先のスキルや知識があるメンバーよりもモチベーション・エンゲージメントの高いメンバーの方が成長角度が鋭いのは明らかなので」と僕の可能性を信じて採用してくれたことを聞いて、その期待には全力で応えたいな思いました。
経営層とも距離が近く、手を挙げれば何でもチャレンジできるスピード感が刺激的で気持ちの良い毎日を過ごせています。1日10歩ずつくらい自分のできることが増えていることも実感していますし、今まで病院勤務しかしたことのなかった僕でも、働く姿勢次第で、充分ビジネス経験者の方々と一緒に活躍していけるだろうと確信しています。
そしてMediiは、山田さんを筆頭に日本全国・海外からも医療の形を心の底から良くしていきたいという熱い気持ちを持ったメンバーが集まっています。その想いはとても強く、心から良いチームだなと感じています。このチームで1つ1つ目標を達成していく瞬間が訪れることを、今から楽しみにしています。
種田さんからみてMediiにフィットするような人物像は?
繰り返しにはなりますが、Mediiのビジョンに共感して、日々新しく舞い込む刺激的な業務にわくわくできる人かなと僕は思います。ロマンを持ちながら、Mediiと共に理想の未来に近づいていく過程を楽しめる人がフィットすると思いますし、そのような人は必ず活躍できる環境だと思っています。
最後に種田さんの目標を教えてください。
究極の目標は、もう一度理学療法士として医療の第一線に戻ることです。それは、自分が病院で感じた医療の課題が解決された後の世界で働いてみたいという意味です。とはいえ、医療課題って1つ解決してもその次その次と高い壁が見えてくるので、いつまで経っても尽きることはないのだろうと思っていますが、Mediiがこれから創り上げる医療基盤さえあれば、患者にも、その家族にも、医療従事者にとっても幸福度の高い医療の世界が実現できるだろうと確信しています。
短期的な個人目標は、Mediiのビジネスをまずは持続性のある医療インフラとして根付かせることです。
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