【ケロケロ見聞録】7月放送前記事「大学生と考える!子育て白書【最新号】」
みなさん、こんにちは!久しぶりに祖父母宅に帰省して景色の変化に驚いた、medien-lienのこーすけです!みなさんは、故郷や思い出の地での変化に驚いた経験、おありでしょうか?
さて、ここ最近、ニュースで「少子化対策」という言葉を聞く機会が増えたように感じます。毎年のように過去最少を更新し続けている日本の出生数。人口増加が今後も継続して続くのは、私が住む福岡県を含めたわずかな都道府県とみられています。出生数を上げるには、子育て世代向けの援助・施策がもっと必要です。子育てがしやすい、したいと思える社会にするためにはどうすればいいのでしょうか。
この記事は、福岡発の大学生制作ラジオ、「ケロケロ見聞録」(LOVE FM、毎月第一日曜22:00~)がもっと面白くなる事前知識を発信しています。7月のテーマは、「大学生と考える!子育て白書【最新号】」。これから子育て世代になるめい、まいまい、こーすけの3人は何を求め、自分の将来をどう考えるのでしょうか。
1.右肩下がりの「合計特殊出生率」
2023年6月13日、岸田総理大臣が掲げる異次元の少子化対策の具体的指針となる、「こども未来戦略方針」が発表されました。異次元、という言葉に興味を引かれた方も多いのではないでしょうか。私はここまでの言葉を使うほど、少子化の問題は深刻なのだと改めて実感しました。では、日本の少子化の現状はどのようになっているのでしょうか。
少子化を表す指数として覚えておきたいのが、「合計特殊出生率」という言葉です。これは簡単に言うと、「ある国の一人の女性が平均して何人の子どもを産むか」という指数です(実際の算出方法は異なります)。
現在、日本の合計特殊出生率は1.26(2022年)で、過去最低を記録しています。1970年代の第2次ベビーブーム以降、この値はほぼ右肩下がりを続けていて、少子化を表す指標としてよく用いられるものの一つでしょう。
合計特殊出生率は基本的に2を下回ると少子化に転じるとされてきました。日本はその2はおろか、1.5も下回り、出生数も全盛期の四分の一程度である状況です。まさしく「異次元」の危機に瀕する日本には、それ相応の対応が求められていると言えます。
2. 日本の「児童手当」って結局どうなの?
ここ30年、日本の平均月給はほとんど変化していません。しかしながら、大学進学率の増加、物価上昇などのあおりを受け、教育にかかる費用そのものは増加を続けています。この費用増大に対処するために作られたのが「児童手当」という制度です。岸田政権の掲げる「こども未来戦略」の中においても、重要な柱として位置づけられていますが、具体的な中身を詳しく出来る人はそこまで多くないように感じます。ここでは現在の児童手当制度について、簡単に解説してみようと思います。
内閣府のHPより、児童手当の現状を見てみましょう。日本では現在、3歳未満の子どもがいる家庭に月15000円、3歳以上高校生未満の子どもがいる家庭に月10000円が支給されます。所得制限も存在し、額面収入が800万円を超えると支給額が減額されたり、なくなったりします。
こうした児童手当をより拡充しよう、という動きが現在見られていますが、一部からは「所得制限を設けたままでは意味がない」「子育て世代の所得を上げる努力をすべき」と、バラマキ政策との批判が飛んでいます。通常国会は閉幕してしまいましたが、今年は今後も子ども政策に動きが多くあるでしょう。マイナンバーカードの普及により、児童手当等の給付金も交付しやすくなっています。二世代で母親を支える時代から、社会全体が子育てを支える時代へと、日本の子育て事情に一つの転換点が訪れるかもしれません。
3. 今月放送の聴きドコロ!
今月のケロケロ見聞録は7月2日、日曜日の夜22:00からの放送です。ここからは、本放送の注目ポイントを紹介します!
1.私、○○歳で結婚します!
3人は子育て未経験。より自分ごとにするために、結婚、出産をシミュレーションできるソフトを使って、自らの人生設計について話し合います。皆さま、ご祝儀はラジオをお聞きになるだけで結構です。
2.日本と海外、子育て政策のあれこれ
日本は子育て政策の充実度が先進国中41か国中21位(ユニセフ 2021)。どうしてこの順位なのか、国内、海外の政策を比較しながら、その理由を探っていきます。お隣韓国から、遥か北欧のフィンランドまで、海をまたにかけた政策比較にご注目ください!
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4.SNS展開
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