Medico-tec 科学館の装置をつくる会社

展示装置・演出装置・エデュテイメント装置の製作施工保守をしています。お気軽にご相談くだ…

Medico-tec 科学館の装置をつくる会社

展示装置・演出装置・エデュテイメント装置の製作施工保守をしています。お気軽にご相談ください。 https://www.medico-tec.co.jp/

最近の記事

仕事道具について

どんな仕事にもそれぞれに欠かせない【道具】があるかと思います。 例えば普段図面を描く仕事をしている私にとっての道具はPC(パソコン)です。 厳密にはCAD(computer-aided designの略)という図面を作成するための設計支援ソフトウェアです。 思えば1990年代初めには職場にPCはありましたがワープロ(一太郎)と表計算(Lotus 1-2-3)くらいしかありませんでした。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E

    • MD技術からMD+ONE技術へ

      2021.11.08 経済対策として「ハコモノ行政」が掲げられ、全国でも公共文化施設づくりが進み、1970年代当初は400館だったのが1990年代末には約3000館に達しました。 その建設ラッシュの中で、科学館も全国に沢山つくられました。科学館には科学展示装置が必要で、そのための展示装置をつくる技術として生み出したのがMD技術でした。 『MD技術』は、メカトロニクス技術とディスプレイ技術を融合して新たな価値を創造する技術力としています。 メカトロ技術とは、機械の駆動や

      • ホラ貝の音ってどうなっているの?

        2021.09.06 生活の中の科学シリーズ。 先日テングニシガイという巻貝をお店で買いました。18cm おおきい巻貝! 中身を刺身にして食べるとアワビのような堅めの食感でした。 美味しくいただいた後、殻の活用方法をしばらく考えていたのですが、 「もしや これであこがれのホラガイ(貝殻笛)が作れるのでは??」と思い立って試しにつくってみました。 ?貝殻の先は砥石の一番荒いやつで削り落とす。 ?空いた穴を陶磁器用ドリルで掘ってマウスピース取り付け穴をつける。 ほ

        • 科学とジェンダーと平等

          科学分野で女性のノーベル賞受賞者といえば誰を思い浮かべますか? 一番の有名人は放射線の発見で有名なキュリー夫人ことマリ・キュリーでしょうか。 ところでノーベル賞全体における女性受賞者の割合は 生理学・医学賞で5.4% 化学賞で3.8% 物理学賞で1.9% だそうです。 これは多いと思いますか?少ないと思いますか? さて、ベネッセ教育総合研究所の第5回学習基本調査(平成28年)基礎集計表によると 子どもたちの理科好きの割合について 「小学生」では  【男子

          学びとは、自ら「問い・考え・行動する」こと

          2021.08.16振り返れば、昭和の時代の学びのあり方はどうだったのだろうか。 先生や先輩から教えられる知識を黙って聞いて頭の中にたたき込んで記憶して、試験の時にその記憶をはき出した結果が成果だと疑いもしなかった。 そして、社会人になり、組織の中の一員として学んだ知識を忠実に再現して、求められる答えを出すことが成果であると思い込み働いて来た。 先人達の成果のお陰で、我々は世界から「Japan AsNo.1」と言われ、その功績を維持するために、「もっと、もっと」の掛け声

          学びとは、自ら「問い・考え・行動する」こと

          カップの底の模様ってなに?

          先日子供と一緒に小さいケーキを作りました。 つくるときにケーキの型:セルクル(金属のわっぱ)を机の上に準備していたのですが 日の光が当たってきれいな模様ができたことに気が付きました。 コーヒーカップの底にこの模様が出ているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 これはカージオイドという数学的な曲線で、高校数学でコラムに紹介されていたのを覚えています。 円柱形に光が当たって反射することでできる図形で、サインコサインを使った計算式であらわせます。 コーヒーカッ

          カップの底の模様ってなに?

          How to be(心のあり方)があってHow to do(やり方) があることを学ぼう

          「How to beがあってHow to doがある」心のあり方があって、はじめてやり方があることを心掛けてほしいものです。 あり方とは「人としてどうあるべきか」を明確にすることです。 自分には、先祖から受け継がれているDNAという見えないものがあり、家族や仲間、社会という見えるものがあります。 その中で、私たちは「生きているのではなく、生かさせている」ことを自覚することが大切で、 そのことを、家庭で、学校で、企業でしっかりと学び合うことが、 このコロナ禍では大切に

          How to be(心のあり方)があってHow to do(やり方) があることを学ぼう

          学びとは、自ら「問い・考え・行動する」こと

          2021.08.16 振り返れば、昭和の時代の学びのあり方はどうだったのだろうか。 先生や先輩から教えられる知識を黙って聞いて頭の中にたたき込んで記憶して、試験の時にその記憶をはき出した結果が成果だと疑いもしなかった。 そして、社会人になり、組織の中の一員として学んだ知識を忠実に再現して、求められる答えを出すことが成果であると思い込み働いて来た。 先人達の成果のお陰で、我々は世界から「Japan AsNo.1」と言われ、その功績を維持するために、「もっと、もっと」の掛

          学びとは、自ら「問い・考え・行動する」こと

          6/24,25 町家科学館がやってきた!@イオンモール北大路を開催しました。

          2023年06月28日 6/24(土)~25(日)、町家科学館がやってきた!と題して、イオンモール北大路の1周年記念イベントに出展しました。 内容は町家科学館の出張展示と、ものづくりワークショップです。 〇町家科学館 町家科学館の展示コーナーでは、身近な「光」と「音」の科学的な性質に気付けるアイテムを並べました。 音の展示。いろんな素材や大きさのものを叩くと、どんな音がする?形によって、音はちがう?などさまざまな問いを、実際に触って確かめられます。 光の展示。合わ

          6/24,25 町家科学館がやってきた!@イオンモール北大路を開催しました。

          塔をつくってまなぶ@日本科学未来館

          5月14日に、つくるまなぶ京都町家科学館が主催する「塔をつくってまなぶ!」ワークショップを 日本科学未来館のコンファレンスルーム金星で開催しました。 当日は関東圏の各地から多くの小学生たちが興味津々で会場に集まりました。 ワークショップでは、紙をどのように折り曲げるとより強くなるのかを実験しながら構造の概念を学んだり、ナビゲーターからレクチャーを受けて塔が揺れに強くなるための構造についてまなびました。 それらをふまえて参加者たちは創造力を発揮し、ナビゲーターの想像を超え

          塔をつくってまなぶ@日本科学未来館

          キンメダイの目はなぜ金色?

          生活の中にある身近な科学に気づくシリーズ。 最近仕事で「光」の科学について考えることが多いのですが、 そんな頭をかかえて休日にスーパーへ行くと珍しく金目鯛が売られていました。 生のものを見ることはあまりなかったのですが、あらめて見ると角度によって目が光っている。 金目鯛という名前もすごく納得がいきます。 確かにこれは太陽の下で釣り人が見たら目が金色に輝いてみえる鯛だからキンメダイなのだと実感します。 観察してみると、目の奥に透明なビー玉のような目玉が見えます。

          キンメダイの目はなぜ金色?

          昔ながらの修理の知恵

                         持続可能な社会をつくるために、様々な活動や技術開発が試みられていますが、今回は、日本に昔からある修理、リメイクの技術について調べてみました。 かけつぎ(かけはぎ)スーツなどを着ていると、うっかり破いたりすることがありますが、あきらめる前に「かけつぎ」を試してみましょう。"つぎはぎ"をするのではなく、布の糸をほどいて、職人さんが1本1本編み込んでいきます。表から見ると修理跡がわからないぐらいに元通りになります。服に共布(小さい布切れ)がついてい

          つくるまなぶの経営理念

          世界は今コロナ禍にあります。一昨年(2019年)12月に中国武漢で新型コロナウイルスが発生し、瞬く間に世界へ広がりました。 我が国でも、昨年(2020年)の1月から報道されるようになり4月7日に緊急事態宣言が発令され、社会も経済のストップしてしまいました。その後も感染が納まる状況には至っておりませんが、経済活動は制限させた中、懸命に活動をしております。 私たちは、時代の変化を 「C(consumptiom:消費社会)⇒C(communication:情報社会⇒C(cre

          質の高い教育をみんなに

          日本において学校のはじまりといえば江戸時代の 武家の子息が必要な教養を身につけるのための「藩校」と呼ばれる施設がありました。 おかげで江戸末期の武士の識字率はほぼ100%だったそうです。                                 一方、庶民には商売に必要な読み書き算盤を学ぶ「寺子屋」と呼ばれる私営の塾のような場所がありました。 おかげで男子の約半分が読み書きできたと言われています。 しかしまだまだ商人以外の男子や女子にとっては教育が行き届いて

          つくりながらまなぶ 教育理論

          AIなどのテクノロジーが急激に進歩し、世界の変化するペースが加速し続けています。そんな近い将来を生きる子どもたちは、常に変化していく世界の状況に対応する方法を学ばないといけません。 人生100年時代の新しい教育論はどのようなものなのでしょうか。 スクラッチ今年から小学校のプログラミングがはじまって、プログラミングの「Scratch」にふれたことがあるという方も少しずつふえてきたのではないでしょうか。 スクラッチはブロックといわれるコードをはめ合わせることで、視覚的にどの

          つくりながらまなぶ 教育理論

          昔ながらの修理の知恵

          持続可能な社会をつくるために、様々な活動や技術開発が試みられていますが、 今回は、日本に昔からある修理、リメイクの技術について調べてみました。 かけつぎ(かけはぎ)スーツなどを着ていると、うっかり破いたりすることがありますが、あきらめる前に「かけつぎ」を試してみましょう。"つぎはぎ"をするのではなく、布の糸をほどいて、職人さんが1本1本編み込んでいきます。表から見ると修理跡がわからないぐらいに元通りになります。服に共布(小さい布切れ)がついている場合は、大事にとっておきま