B型肝炎ウイルス
この記事では
B型肝炎ウイルスについて。を書いていきます。
ウイルスマーカーが覚えにくい所だと個人的には思っています。
まずはB型肝炎ウイルスの構造から抑えていきましょう。
B型肝炎ウイルスの構造は次の様になっています。
ウイルスの表面にHBs抗原がある。
覚え方
・表面は英語でsurface。ここからHBsと関連付ける。
ウイルスの中に進むにつれてHBc抗原、HBe抗原と続いていきます。
覚え方
・内部、コアは英語でcore。ここからHBcと関連付ける。
次にウイルスマーカーを見ていきましょう。
〈抗原〉
HBs抗原→HBVに現在感染中であることを表す。
HBe抗原→HBV抗原の増殖力が強いことを表す。
☆HBc抗原→存在するが血中に検出されないためウイルスマーカーとしては存在しない。
〈抗体〉
HBs抗体→既感染。治癒後。ワクチン投与後。中和抗体
HBe抗体→HBVの増殖力が弱いことを表す。
HBc抗体
→IgM抗体:現在感染中
→IgG抗体:既感染
免疫の授業で習ったことがある方は
感染初期にはIgMが出てきて、そのあとにIgGが出てくるということを聞いたことがあると思います。
そのような感じで、
HBc抗体も同じでIgM抗体が出てきた後にIgGが出てくるという流れを抑えておくとIgM抗体とIgG抗体がどんな意味のウイルスマーカーであったかを思い出しやすくなると思います。
今回の記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました😊