尿素回路

この記事では尿素回路について。書いていこうと思います。

それでは早速見ていきましょう。
尿素回路を簡単に言うと有害なアンモニアを無毒化な尿素に変えていく反応です。

全体的な反応を見ると説明しやすいので、
今から尿素回路の全体的な反応を見ていきましょう。

図からわかる様に
尿素回路はミトコンドリアと細胞質で反応が起こっています。

そして最初にアンモニアとCO2、2個のATPが反応してカルバモイルリン酸になることで回路が始まります。

アンモニアはカルバモイルリン酸に姿を変えて回路に組み込まれていく。と考えておくと覚えやすい思います。

カルバモイルリン酸はオルニチンと反応してシトルリンになります。

次にシトルリンはアスパラギン酸と反応してアルギノコハク酸になるのですが、この時にATPが使われます。

尿素回路ではATPが使われる機会が2回あるということを抑えておきましょう。

次にアルギノコハク酸はアルギニンとフマル酸に別れます。

補足
アルギニンといえば塩基性が非常に強い、一酸化窒素の合成に関わることで有名ですよね。
こういった+αの知識も抑えておきましょう

アルギニンはアルギナーゼによって尿素になります。
尿素はアスパラギン酸由来のアミノ基とアンモニア由来のアミノ基を有しています。

この反応でやっと有害なアンモニアが尿素になります。


ここから+αの知識
カルバモイルリン酸ができる反応系がもう一つあります。

それはピリミジン骨格の合成です。

尿素回路では
アンモニア、2ATP、CO2で合成されますが

ピリミジン骨格の合成では
グルタミン、ATP、CO2から合成されます。

細かい部分も表にまとめたので参考にして下さい。

今回の記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました😊

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