【企業戦略 - WBCの成功例から。可能性の芽には水を注ぐことが大切】
これは10年位前の話です。
あるお母さんが12歳くらいの女の子を連れて遠方からカウンセリングを受けに来ました。
お母さんが子どものことが心配だと言うので、私がその子の潜在意識を捉えていくと、びっくりするくらいの科学知識を持って生まれてきていることがわかりました。
もしその女の子が研究者になって自分の能力を開いていければ、以前の社会にはない微細なエネルギーを観察できる機械がこれから作られていくかもしれません。
しかしこれは、その子の能力が無事に開かれていく、または潰されないでいたらのお話です。
これからの時代は、このような若い子たち、または、飛び抜けた知識や能力がなくても、人とは違うやり方、個性、素質などを、内側に秘めている若い人たちが社会にどんどん出てくると思います。
そのため、企業では、中間管理職の方や上に立つ方ほど、人の能力やアイディアをどのように引き出していくか、またそれらを出しやすい環境作りをしていけるかが、大切になってくるのではないかと思います。
強烈な個性を持っている人が現れても、それが受け入れられる、または、まだ個性を出すことができなくても、それを出せるような環境が作られていけばいいなと個人的には感じます。これはチームスポーツにおいても非常に重要な戦略＝スキルであるかと思います。
今年3月に開催されたWBC（ワールドベースボールクラシック）の試合を見てて、まさにこのことを強く体感していました。
栗山監督の周りへの気配り、コミュニケーション力などが、大きな要因にもなって、一人ひとりのモチベーションを下げることなく、力を最大限に発揮できるにような環境ができていたのではないか。また、チームの総力発揮に大きく影響を与えていたのではないかと感じたのです。
日本中の多くの方が感動したWBCの結末は、これからの時代、もしくはすでに今の時代をとても象徴しているような成功例だと思います。
今後、プロ球団やチームスポーツ、企業のスタイルなど、多くの事にも影響を与える出来事でもあったのではないかと、明るい兆しに胸を躍らせました。
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