抜歯のはずが歯が残った案件
何年来…どころか十数年来懸念だった親知らず。
現代人には珍しく4本まるまる残っており、びっくりされること多々。
虫歯になりそうでならなそうでなりかけて、ついに、まずは右の2本を抜くことに。
なかなか動かずちょっと抜きづらいかも、と心配されていた下の歯がなんとか抜け、下の歯ほどは苦戦しないと言われていた上の歯を抜く際、なんとなく折れるのでは??と感じていたらば。
「折れて、少し残りましたが、無理矢理取ることのほうがデメリットなのでこのまま残します」
って、やっぱりな!
ってな感じの説明を受け、ほーほーと納得はしたので、残す方向で。
さて、先々月末、卵巣の摘出手術を受けた際には、器具がお腹にあたってやけどをし、皮膚が陥没。
主治医は淡々と説明し謝ってくれたのだが、一瞬、これは医療⭕️⭕️では??との文字もよぎるも、真摯に患者に向き合おうとする誠実な医師だったので不問に伏す。
一時は結構な痕が残るのでは??と不安になる陥没具合ではあったものの、皮膚のターンオーバーの底力よ!
思っていたよりもキレイに回復しており、きっとあの若き医師も次の診察では安心するだろうなぁ。あー、よかった。
これらのエピソードを友人の医師に話していたら、「ちょーおもしろい。なかなか、ない体験」と言われて、そうだよなぁと。
いや、いちいちおもしろくなくていいんだが。
「医療を受けに行くっていうより、医療は万全じゃないってネタを作りに行っているのでは?」との指摘に、ポンっと膝を打つ。
それだっ!!!!
いや、別にわざわざカラダはってネタを作りたいわけじゃないんだが。
でも医療は万全じゃないって、これ、ほんとその通りで。
医療に期待しすぎだよっ!と、思うことって少なくない。
医療は、最善を模索している過程のサイエンス。
完了しているわけではなく、常に現在進行形。
そして、医師が人である以上、万全ってわけにはいかない。
医療は決して万全じゃない。医師も決して万全じゃない。
医療界隈の取材を積み重ねてきて、伝えたいメッセージの一つであることは間違いない。