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スライス防止の極意


ここ数年ゴルフ人口が増えてきていますが誰もが頭を抱えているのはスライスではないでしょうか?

スライスはOBを引き起こしたり、ミスショットの原因の一つです。


ズバリ、スライスの原因は回旋不足です。


そんなスライスを予防するため理学療法士の目線からスライス改善方法をお伝えします。

はじめに、基本的なスイングについてまとめ、パターンごとの注意点、ストレッチを紹介をいたします。


1.基本的なスイング
 ・アドレスの確認
 ・スイング軌道
 ・フェースコントロール
 ・メンタルとテンポの調整
2.パターンについて
 ・胸郭パターンとは
 ・骨盤パターンとは
 ・混合パターンとは
3. 胸郭、骨盤回旋体操
4.まとめ


1基本的なアドレス
(1)アドレスの確認

アドレスの確認項目は3点!

姿勢、肩、グリップの3点です。

*姿勢は重心の位置が重要です。

重心は両足の中央(母趾球)に乗せ、かかとやつま先に体重が偏らないよう注意します。

多くの方は骨盤が後傾し後方(踵)の方に重心があることが原因でスイングがぶれやすくなります。

*肩は脱力が重要です。

肩はリラックスし、自然な位置にあるのが理想です。自然の位置とは腕に脱力が状態です。

(2)スイング軌道
インサイド-イン
クラブが体の内側からボールにアプローチし、インパクト後も体の内側に抜けます。直進性が高く、安定した弾道を生みます。 アウトサイド-インはカット軌道とも呼ばれ、スピンがかかりやすくスライスが起こりやすいです。そのため体を駒のように小さく回しインサイド‐インのスイング軌道がおすすめです。アウトサイド‐インを生み出してしまうポイントはダウンスイングです。ダウンスイング時に上半身からスイングを始めるとアウトサイドインになりやすいです。そのため、下半身を起点にスイング、ヒップターンをすることで、インサイドからの軌道を作ることができます。

ダウンスイングは腰の回転(左足で踏み込む動き)が先行することが重要です。また、クラブの降ろし方はシャフトが肩のラインより内側を通り、右肘(右打ちの場合)が体に近づくのを意識することが重要です。ビジネスゾーンでの素振りを繰り返し、フェースの動きを意識しながらスイングをかくにんしてきましょう。

(3)フェースコントロール
フェイスが開くとスライス、閉じるとフックに繋がります。

フェイスコントロールではグリップが重要です。

スイング中、クラブフェイスが目標に対して適切に向いている事が重要なためフェイスコントロールは人によってグリップの持ち方で変わってきます。

(4)メンタルとテンポの調整
ゴルフだけでなくスポーツには昔から心技体と言われている

*スライス防止ではメンタルとテンポの調整が技術面と同じくらい重要です。

スイングテンポが速すぎたり、途中で変化するとスイングが乱れ、スライスを引き起こします。スムーズで一定のテンポを保つことが重要です。スイングの際、100%の力で打とうとすることが多くみられます。70%の力を意識することがスライスの軽減にもなります。


2パターンについて

まずは、ご自身でどのパターンかテストしてみてください。

①回旋テスト
まず、横向いになり床側の手を頭に置き、反対の手を自分の正面に置く。
足は股関節、膝関節を90°に曲げ、下半身が動かないようにする。

下半身が動かないように手を自分の背中の方へ伸ばす。
頭の手が床から離れないように動かした手・肩甲骨が床につけば
柔軟性あり。

②捻転
仰向けになり両手を広げる

片方の股関節、膝関節を90°曲げる


曲げた足の反対方向へそのまま足を倒し、体を捻る。

両腕床から離れずに倒した足(膝)が床につく。
もしくは太ももが床と平行になるくらいまで倒せたら柔軟性あり。

胸郭パターンとは

上半身(胸郭)が硬く、手打ちになりやすい方です。胸郭パターンはスイング軌道の崩れ、下半身との連動不足、パワー不足が出現します。

(1) スイング軌道の崩れ
上半身が十分に回旋できないと、トップの位置が浅くなり、クラブがアウトサイドから下りてくる傾向があります(アウトサイド-インの軌道)。
この結果、ボールに右回転(右利きの場合)がかかり、スライスが生じます。

(2) 下半身との連動不足
 上半身が十分に回旋しない場合、下半身の動きと同期が取れなくなり、タイミングがズレます。
タイミングのズレにより、クラブフェースが開いたままインパクトを迎えることがあります。

(3) パワー不足
上半身の回旋が不足するとスイング全体の可動域が狭くなり、スピードや力が十分にボールに伝わりません。
ボールが飛距離を失い、なおかつ右方向に逸れる原因になります。

 ・骨盤パターンとは

骨盤周囲(股関節)が硬く、下半身の回旋が不足する方です。骨盤パターンはスイングの回旋不足、下半身の安定性不足、テークバックの制限が出現します。

(1)スイングの回旋不足
股関節や骨盤が十分に回旋しないと、スイング中の身体の回転が制限され、上半身だけでスイングしようとする「アームスイング」になりやすいです。
 結果として、アウトサイド-インのスイング軌道が生じ、スライスの原因になります。

(2)下半身の安定性不足
 骨盤や股関節の可動域が狭いと、スイング中に下半身がスムーズに動かず、体重移動が不十分になります。
このため、インパクト時にクラブフェースが開いたままになり、右方向にスライスします。

(3)テークバックの制限
股関節の回旋が不足すると、テークバックの範囲が狭くなり、スイング全体の可動域が制限されます。
小さなスイングになりやすく、飛距離が出ないうえにミスショットの確率が高まります。

混合パターンとは

胸郭、骨盤どちらにも硬さがある方です。

多くの方が混合パターンに属し、さらにフォロースイングは柔らかいがテイクバックは硬いなどの左右非対称性がある方がほとんどです。

混合タイプは全体的に捻転に制限が出るため力みや精神的なプレッシャーも多くなり技術面だけのミスではないためミスを修正することが大変になります。まずはカラダの柔軟性を上げることでミスの原因を明確にしていくことが重要です。

3.胸郭、骨盤回旋体操
スイング前に実践していただきたい柔軟体操運動です。

①四股捻転
・つま先が45°以上外を向くように足を広げます。

・真下に腰を下ろし、膝が内に入らないように肘で足を広げます。

膝が内に入らず、股関節が柔らかくなったら
・手で膝を抑え、肘を伸ばしたまま体を捻ります。

②合掌捻転
・胸の前で合掌し、呼吸と同時に捻転します。
 (座位または立位で実施)

正面で吸気、捻転時に呼気を行います。

呼気は同側で2回行います。

3.まとめ

胸郭、骨盤どちらかに硬さがあるとスライスが出やすいです。そのため、自分がどこが硬いのか、どれくらい硬いのかを理解し自分に合ったスイングを見つけることが重要になります。長くゴルフ人生を続けるために自分の体に合ったスイングを見つけ楽しんでゴルフをしましょう。

次回は胸郭タイプについてお伝えしたいと思います。

まとめ
ゴルフに特化した整体は、理学療法士の専門的な視点と技術を活かして、スイングの改善やパフォーマンス向上を目指すだけでなく、ケガの予防や身体の不調を根本から改善するサポートを行います。「もっと気持ちよくゴルフを楽しみたい」「ベストスコアを更新したい」という方は、ぜひ一度、私たちの整体をご体験ください。ゴルフライフの質を高めるお手伝いをさせていただきます!

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一緒に理想のスイングを目指しましょう!

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