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大きな東京と小さな僕
温かみある橙色の東京タワーに堂々とした存在感あるレインボーブリッヂ、無数に光り立ち並ぶ建物たちは、とても綺麗で美しく、人を魅了する。
「あぁ、綺麗だなぁ...」
キラキラと輝く街を目にして、僕は物思いにふける。
でも、ときどき胸が苦しくなる。
こんなにも美しい世界が広がる中で、なぜこう胸が苦しいくなるのか。友達と語りながら、思いをめぐらせた。
めずらしく、弱音を吐いた。
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千葉の大学に通う医学部4年の僕は、今、東京で病院実習に臨んでいる。
しばらくの間、1室15平米、約9畳のホテルに住むこととなった。
実家は兵庫だから、近くに家族はいない。仲の良い友人やパートナーは千葉の外れにいて、平日はすぐに会える距離でもない。
誰かの価値観で選ばれた家具たちに囲まれ、落ち着かない空間にただひとりいる。帰って、シャワーを浴びて、あとは寝て過ごすだけの部屋だ。
キラキラと輝く大都会を背に、小さな部屋に1人帰って行くと、ふと我に帰った時、精神的な拠り所もなく、物理的にも落ち着かない、この感覚がとても辛かった。
得体の知れない大きな姿をした何かに、支えもなくたったひとりで臨んでいる感覚があり、心細さを感じた。
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整理のつかない気持ちを、文字にすると、少し落ち着いた。自分の感情に正直に向き合って、気づいてあげると、心は落ち着く。
忙しなく生きていると、自分の感情に鈍感になって、傷ついていることに気付けなくなってしまう。そして、ある日突然糸が切れたりするんじゃないかな。
地方から東京に出てきた人で、家族や友人が身近にいない場合では、誰しも感じたことのある感覚だったりするのかもしれない。
いつもそばにいてくれた家族や友人の存在へのありがたみを改めて感じる日となった。心の拠り所となる存在や場所は大切ですね。
#自分の気持ちに正直に #心の拠り所となる存在 #心の拠り所となる場所
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最後まで読んでくれてありがとう。
今回は、珍しく自分の感情について思うがままに書いてみました。
これからも辛い時は「つらい」と言って自分を労ってあげたいものです。
いつも様々な角度から医療を捉えた気づきを発信してます〜
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