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1時間の外出ですら困難に「先生、私もう耐えられません」
MEAについてはネットに情報があまりなかった
なんとなく良さそうだと思ったMEA(子宮内膜マイクロアブレーション)。でも、少し前まで先進医療だった治療法だし、検索しても情報がそう多くはありませんでした。
実施している病院も、関西でも数えるほどのようです。もう少し、調べてからにしようと思っていました。
たった1時間の外出で血まみれ
そんなある日、かかりつけの歯医者の定期クリーニングの予約が入っている日にちょうど2日目が当たってしまいました。歯に悪いところはありません。いつも1時間程度で帰ってこられる近所の歯医者です。それでもタンポンを使い、夜用の巨大ナプキンを装着して出かけました。
ほんの1時間、クリニックで歯茎のチェック、フロスをし、磨いてもらって、自転車に乗って帰宅したら・・・自転車のサドルが血まみれになっていました。
「タンポンと長時間用ナプキンの併用で、1時間もたなくなるなんて、もうダメだ・・・」
フェロミアで貧血は改善していたけれど・・・
鉄剤のフェロミアを飲んでいたので、2018年8月に8.8g/dlだったヘモグロビンは2021年1月には13.5g/dlにまで回復し、めまいやふらつきは改善されていました。
「アッカンベー」をすると真っ白だった下瞼の裏も、赤みがさしてきていました。
でも、ひどい出血で常にストレスを感じている状態で、気分がとても落ち込んでいました。
わたし、この大量出血にもう耐えられません
かかりつけの婦人科には定期的に、薬をもらいに行っていたので、そのタイミングで主治医に聞いてみました。「貧血は改善されていますが、大量の出血がひどすぎて1時間外出するのもままならない状況です。先生が、全摘をお勧めしないというのには、納得しています。でも、わたし、この大量出血には耐えられません。私は47歳なので、閉経までは短くてあと2~3年。その後も、何年かかるか現時点ではわかりませんよね。過多月経の人は女性ホルモンが多めのことが原因なこともあり、長い人では55歳くらいまで閉経しない人もいると聞きます。こんな状況じゃ、仕事もできません。」
「ネットで、MEA(子宮内膜マイクロアブレーション)」というのを見ました。これって、どうでしょうか?子宮は残せるし、私に適応していそうでしょうか?」
先生は、あっさりOKを出してくれました。「MEAなら、大阪市立病院でMEAを開発した先生が阪急淡路の医誠会病院でやっているから、いいんじゃない。行ってみたら。」
小さな婦人科クリニックのエコーには限界がある
先生は超音波(エコー)を見ながら言いました。「子宮内膜が厚くなっているのは映っていて、その子宮の奥の方に何か影みたいなものが見えるのだよね。でも、小さなクリニックのエコーではこれが限界でこれ以上映らないんだ。でも、何かあるかもしれない。」
その言葉に、私はすぐ決心しました。「やっぱり。あの異常な出血量には何かある。奥の影も気になるし、大きな病院で一度検査してみよう。」
「先生、医誠会なら大きい病院なのでMRIありますよね?撮影してもらって、MEAができるかどうか、行ってきてもいいですか。紹介状とか、いりますか?」
「紹介状なんて、いらないよ。電話して、予約して行ってごらん」
こうして私は、医誠会病院のレディースセンターに行ってみることにしたのです。
(☆注:2022年4月現在、医誠会病院ではMEAは行っていないようなので、ご注意ください。)