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令和の世でも、昭和世代にとって婦人科の話はタブー?
毎月毎月、憂鬱になり仕事をするのが不安に
2018年の頃には、生理を迎えるたびに気分が滅入り、憂鬱になっていました。
2017年に、編集関係の大きなプロジェクトを無事に終え、次の仕事スタートの準備をするべき時期でしたが、「こんな体調では、新たな仕事を入れるのは難しいのではないか」という気持ちになっていました。
そんなある日、仕事関係でとある事務所を訪ねた時、親しい担当者の女性に自分の体調について、あまりにしんどいのでこっそり、相談していたのです。
子宮全摘をした女性が話しかけてきてくれた
そうしたら、「ちょっと聞こえてしまったのでごめんなさい」と初対面の女性が話しかけてきたのです。担当者のオフィスに別件で来訪していた女性でした。
「私、つい最近、子宮全摘の手術をしたのですよ」という彼女。彼女の話を要約すると、数年前に一度、子宮筋腫の摘出手術の経験があるが、最近全摘をした。合計2回の手術経験がある。あなたの症状を聞いていると、経過観察ではなく、きちんと検査をしたほうがいいような気がする。病院選びはとても大切だから、参考までに自分がかかって良かった病院をお伝えするわね、ということでした。
そして彼女は「京都なら、佐伯医院。大阪なら、梅田の大阪中央病院・・・」と、数件、病院のリストまで教えてくれたのです。
同級生、仕事関係の先輩・・・まわりに何人も全摘経験者がいた
すごい偶然というべきか、それとも子宮の全摘をしている女性は思いの外、多いのか。
半年ほど前に大学時代の親友と数年ぶりに会った時に、彼女も子宮筋腫で全摘したと話していたことを、ふと思い出しました。
仕事で出会ったカメラマンの女性も、つい最近子宮摘出したばかりとのことで、私の体調の話をすると「わたし、術後に先生が摘出した子宮を見せてくれたから、撮ったの」と、ピンク色の摘出後の子宮の写真を見せてくれました。
婦人科の話はタブー?
婦人科の話というのは、隠すことではないけれども、かといってあえて周りに話すことでもないといった空気がある気がします。私から、「実は最近、調子が悪くて」と話すと、「私も実はね」、と教えてくれる感じ。
その昔、小学5年生の保健体育の授業で、女子だけ別室に分けられて、ひっそりと教えられた生理の話。私たち世代には「生理の話は、隠しておくべきタブー」という呪縛が、潜在意識の奥底に刷り込まれているような気がするのです。この令和の世になっても。
なので、情報を集めたくてもダイエットや美容の情報のように簡単に手に入れるのは難しい。
ともかく、偶然にも同じような症状を手術で治療した女性に教えてもらった病院の公式HPを見ることで、「腹腔鏡下手術」とか「子宮鏡下手術」といった術式を初めて知っていきました。