「ハンガリー医学部」オーラルテストについて「面接試験」
※今までの経験をもとに記事にしていますが、毎年同じ形式になるとは限りませんので、ご注意ください。
日本でも大変な面接試験ですが、ハンガリー医学部入試でも受けなくてはなりません。
面接試験は、各大学に対して自分の学力や経験を直接アピールできる場です。しっかりと準備をすることが大切です。
面接試験の多くは、所要時間約20分前後です。この限られた時間内で、学力や志望動機、医師になりたい意欲や熱意をどれだけ相手に上手く伝えられるかが、重要なポイントとなります。面接試験を成功させるために、把握しておきたい面接試験の流れとポイントを解説します。
また、過去10年分の分析におけるデータから、ハンガリー医学部面接試験について傾向と対策も説明していきます。
※特にセンメルワイス大学、ペーチ大学、セゲド大学が対象です。
面接試験の流れについて in Budapest
試験日当日、まずはじめに午前中に筆記試験を受けます。General English 40問、Medical English 20問、Biology 20問、Chemistry 20問の合計100問です。試験時間は約2時間です。昼食の後、午後から面接試験となります。面接会場の各教室の前に試験官と受験者が書かれたリストが貼り出されますので、各自自分の名が書かれている教室の前で待機し、面接試験の順番を待ち試験を受けるかたちをとっています。
基本的な面接試験の構成
①入室して自己紹介
②ハンガリー医学部入学の志望動機
③トピックリストから生物・化学の知識の確認試験
④退室
面接試験の流れや質問は大学によって異なります。必ずしも同じ内容で進むわけではありません。しかし、あらかじめ基本的な流れとよくある質問内容、気をつけておきたいことを把握しておくことで、当日に慌てないですむことが大切です。
「入室して自己紹介」について
順番的に一番最初に面接試験を受ける場合、直接試験官に呼ばれます。それ以外の場合は、自分の前に試験を受けた人が退室後、次に入室するように言われます。
入室時には軽くドアをノックし「Come in (どうぞ)」の声が掛かってから開けましょう。ドアを閉めたら、試験官に挨拶をします。
入室は緊張する瞬間ですが、落ち着いて行うことが大事です。試験官に勧められてから席に着いたほうが無難だと思います。
面接中の姿勢は、なるべく背筋を伸ばし、手は軽くひざに乗せたほうが印象が良いかと思います。
面接試験開始直後は、「自己紹介」を求められることが多いです。試験官もこのときにコミュニケーション取ってくれますので、緊張をほぐすチャンスです。
自己紹介・志望動機について
面接試験の最初なので、ここですべてを伝えようと身構える必要はありません。ここでは落ち着いて簡潔に伝えるようにしましょう。ある程度自己紹介の内容を1分以内でまとめたほうが良いかと思います。
試験官からも自己紹介の内容をもとに色々と聞かれます。
このときによく聞かれる内容は下記のとおりです。
なぜハンガリーを選んだのか?
なぜ海外で勉強したいのか?
なぜアメリカを選ばなかったのか?
高校で生物を勉強しなかった理由は?
生物と化学のどちらが得意か?
ハンガリー医学部に知り合いがいるか?
親は医者か?
最近読んだ本について
ボランティアについて
病気について
お国柄なのかわかりませんが、ボランティアについてよく聞かれる傾向にあります。印象を良くするためにも今のうちにボランティアの経験を積んだほうが良いかと思います。
病気の経験から医師を目指した場合は、かなりの確率でそのことについて聞かれます。ここでちゃんと病気について答えられれば好印象になりますので、しっかり準備をする必要があります。病気の原因、症状、治療・薬等しっかり調べることをお勧めします。
「トピックリストから生物・化学の知識の確認試験」について
自己紹介後にすぐに始まります。大学の期末試験の場合、トピックを引いたら準備期間が設けられますが、ハンガリー医学部入試においては準備時間は無しです。
大学や年度によって違いはありますが、試験官が予めトピックリストを用意していて、くじ引きで行う場合や、試験官から直接トピックを言い渡される場合もあります。またはトピックを選んで良い場合もあります。この場合、試験からは「何が得意?」とか、「好きなトピックは?」といったふうに聞かれますので、生物と化学のトピックから、自分が得意なところをいくつか選んで用意したほうが良いでしょう。
試験官によって対策が分かれるっ!ハンガリー医学部面接試験
ここから先は
¥ 1,490
皆様の夢を叶えるためのお手伝いができたらと思っております。