特別なものなんてなにもない

medibaという会社で編集グループのマネージャーをやっているハラダと申します。……が、noteでの発信内容は極々個人的なものとなります。

いろいろな事情が重なり、仕事の取捨選択の必要性が出てきました。まあ、こういう場合は往々にして「あなたがいなくても仕事はまわるもの」なので、僕が未練たらしくしがみついているだけなんだと思います。

さて、そんなことを考えながら、その「とある仕事」を振り返っていました。僕は終わった仕事や書き上げた原稿のことは、一瞬で興味を失って記憶から消えていく人間なので、驚きました。

あれもこれも自分が関わっている。

考えた企画もたくさんある。

なんとまあ、随分といろいろやってきたものだなあ、と。

直接書いたものこそ多くはないですが、編集したものは本当に無数にある。このコンテンツ群に自分はたしかに貢献できていたのだなと感じられました。

誰よりも企画を出し、提案し、意見を言い、クオリティアップに尽力したぞと胸を張って言える。

でも僕は、自分でスキルが高いとは思っていないんです。書くことも指示出しも編集も、「うまいですね」と褒められたことはほとんどないし、自分よりデキる人をたくさん知っているから。だから、振り返っていま積み上がっているものひとつひとつを見れば、僕よりもうまくやる人はきっとたくさんいると思います。

それでも自分には意思があった。

ほかの人よりも考える。もっとよくしたい。もっとたくさんアウトプットしたい。もっとみんなの役に立ちたい。もっと見やすく、もっとわかりやすく……。

そこだけは自信あるかもしれないな。でも、これがあるから積み上げられた。特別な何かがなくてもできることはある。そんなことを考えた土日でした。

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