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1月18日(土)メディア日記
17日のフジテレビの閉鎖的な記者会見は批判が多く、次々にスポンサーから自社のコマーシャルの放映を差し止めの動きが企業間で表面化してきた。最初に表明した明治安田生命、日本生命に続き、トヨタ自動車は18日、フジテレビで放映しているCMをACジャパンに差し替えたと明らかにした。
第2次世界大戦で旧日本軍に徴用されて戦没した韓国人の遺族らが、国が無断で戦没者名簿を靖国神社に提供して合祀され、人格権を侵害されたとして、国に慰謝料を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(岡村和美裁判長)は17日、遺族側の上告を棄却した。遺族側敗訴とした一、二審判決が確定した。一方で、検察官出身の三浦守裁判官だけが「政教分離違反の可能性がある」と反対意見を述べた。最高裁の裁判官が靖国神社への合祀について意見を述べたのは初めて。一、二審判決によると、遺族はいずれも韓国籍で、戦死した父親らが1959年、国が提供した戦没者の名簿を基に靖国神社に合祀された。遺族らは「家族の情報を国が無断提供したことはプライバシー権の侵害で、政教分離の規定にも反する」などとして2013年に提訴した。(共同通信)