9月10日(火)メディア日記
自民党の派閥「志帥会」(二階派)の政治資金規正法違反で在宅起訴された同派元事務局長・永井等被告(70)に対し東京地裁(向井香津子裁判長)は10日、「国民の政治不信につながる社会的悪影響は多大」として禁錮2年執行猶予5年(求刑・禁錮2年)の判決を言い渡した。自民党派閥の裏金事件の裁判で、判決が言い渡されたのは初めて。しかし、判決を受けたのは二階派の非議員の会計責任者だ。派閥議員の本丸には達していない。
帝国データバンクは8日、「全国で書店の減少に歯止めがかからない中、雑誌や書籍の出版社でも厳しい経営環境が鮮明となっている」と2023年度における出版社の状況を報告した。「赤字」が36.2%を占め、過去20年で最大となったほか、減益を含めた「業績悪化」の出版社は6割を超えた。出版不況の中で、多くの出版社が苦境に立たされている。2024年は有名雑誌の休刊・廃刊が相次いだ。月刊芸能誌『ポポロ』をはじめ、女性ファッション誌『JELLY』やアニメ声優誌『声優アニメディア』などが休刊を発表。日本の伝統文化や芸能関係の話題を世界に紹介する国内唯一の英文月刊誌『Eye-Ai』を発刊していたリバーフィールド社は、今年4月に破産となった。購読者の高齢化に加え、若者層では電子書籍の普及やネット専業メディアが台頭し、紙の雑誌・書籍の売り上げは1996年をピークに減少が続いている。
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