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8月2日(金)メディア日記

 毎日新聞は2日朝刊で、「兵庫県は1日、井ノ本知明総務部長が7月30日から病欠している」と報じた。井ノ本は斎藤元彦知事の側近の一人で、知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題の対応などにあたってきた。同31日付で辞職した片山安孝元副知事、体調不良で降格を申し出た小橋浩一前理事に続き、3人の幹部が現場を離れる事態となった。知事側近の“いわゆる4人組”のうち、3人が離脱となった。

 NHKは2日の朝ニュースで、「米民主党大統領候補にハリス副大統領が指名されることは確実」と報じた。ハリスは党員集会で「わたしたちがまとまれば山も動く・・・」と演説した。同ニュースによると、支持率はトランプ47.7%、ハリス46.5%。一方、2日の日経新聞朝刊によると、「各種支持率調査では、トランプとハリスの支持率は拮抗」と見出しを打った。トランプが銃撃されたとき、自民党の茂木敏充幹事長は「これで『ほぼトラ』から『確トラ』になった」と述べたが、「ほぼトラ」も微妙になってきた。

 東京新聞2日朝刊の「こちら特報部」で、「新型コロナの第11波が到来しているが、コロナ薬が高いことが問題になっている」と特集した。同記事によると、新型コロナの治療薬は、以前は全額公費負担だった。軽症や中等症向けのゾコーバ、重症化リスクがある人向けのラゲブリオ、パキロビッドの3種類。ゾコーバは5日分で3割負担の人で1万5000円、ラゲブリオとパキロビッドは約3万円という。その価格を聞くと9割がためらい、6~7割は諦めるという。「健康はカネ次第」というわけだ。
 実は筆者は7月初旬コロナにかかり、近くの病院の救急に飛び込んだ。診察した医者は「立派なコロナです」と宣言されたが、「薬はカロナールだけでいいと思う」と述べ、入院や高価格の薬は必要ないよ」と言い放った。筆者の不満そうな顔をみたのか、この中年の医師は「高い薬飲んでもあまりかわらないよ。家で黙って寝ている方がいい」と注釈した。

 朝日新聞社は2日、静岡、山口、福岡の3県で夕刊の発行を10月1日から休止すると発表した。新聞用紙や輸送コストの上昇に加え、朝刊のみを希望する読者やデジタルでの購読が増えているためとした。朝刊のみの月額購読料は4千円。朝日は4月から北海道でも夕刊の発行を休止している。

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