立憲民主党の泉健太代表は15日夜、BSフジの「プライムニュース」に出演し、次期衆院選での日本維新の会や共産党との選挙協力について「やらない」と否定した。「あくまで立憲民主党として、選挙はまず独自でやるものだ」とも語った。
翌日16日、泉代表は、最大の支援団体、連合の芳野友子会長と会談し、次の衆議院選挙で共産党とは選挙協力を行わない意向を伝えた。芳野会長はこれを評価した。泉代表は、関係が冷え込んでいる国民民主党との仲介を要請した。野党共闘で揺れ動く立憲民主党、「貧すれば鈍する」・・・最近の立憲民主党はどこかの新聞社に似てきた。
NHK全国世論調査〈12~15日実施〉
〇岸田内閣支持率
支持する 46%(前月調査比4ポイント増)
支持しない 31%(前月調査比4ポイント減)
〇政党支持率
自民党 36.5%
立憲民主党 4.2%
日本維新の会 6.7%
公明党 2.4%
共産党 2.0%
国民民主党 1.1%
れいわ新選組 0.8%
社民党 0.4%
参政党 0.5%、
特に支持している政党はない 38.9%
野党第二党の日本維新の会が野党第一党の立憲民主党を2.5ポイント上回り、 同調査でこれまでで最も大きい差となった。
日本維新の会と国民民主党は16日、防衛費増額の財源確保特別措置法案を巡り、立憲民主党が提出した鈴木俊一財務相の不信任決議案に反対する方針で一致した。防衛費増額の財源確保に向け「防衛力強化資金」を創設するなどとした法案をめぐり、立憲民主党は「問題がある欠陥法案と言わざるを得ず、鈴木財務大臣は強引に成立させようとしている」として、16日の衆議院財務金融委員会での採決を阻止するため、財務大臣の不信任決議案を衆議院に提出した。
NHKの19時ニュースは「自民党と公明党は鈴木財務大臣の不信任案には反対し、同法案を参院に送る方針」と報じたが、日本維新の会と国民民主党の判断については触れなかった。両党は、同日、鈴木財務相の不信任決議案には反対すると表明しており、この決定は入れるべきだった。