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6月12日(水)メディア日記

 毎日新聞は12日朝刊で「憲法改正を巡り、自民党が今国会中の改正原案提出を見送る見通しとなった」と報じた。立憲民主党などが強く反対する中、改憲勢力だけで条文化を進めれば、岸田文雄首相が今国会での実現を目指す政治資金規正法改正に影響を及ぼすと判断した。首相は9月末までの党総裁任期中に憲法改正を目指す考えを示していたが、改正原案を今国会に提出できないことで、断念せざるを得ない状況になった。

 東京都の小池百合子知事(71)は12日の都議会本会議で、都知事選に3選立候補すると正式に表明した。小池は3選出馬の正式な記者会見は開かなかった。フリーの記者が会見に入るのを忌避したためだ。フリーのある記者は都庁クラブ幹事社の共同通信に何時に会見を開くかを何度も電話したが、「わからない」の連発だった。たまたまフリーの記者が廊下で待機するカメラマンからぶら下がり会見を午後2時半に始まることを聞きだした。ぶら下がり会見は開かれたが、後半、フリー記者が小池の学歴訴訟疑惑の質問で大混乱となり、小池は一方的に打ち切り早々に退散した。夜は安心して出演できる「BSフジ」の「プライムニュース」に30分間生出演した。

 テレビ界にとって衝撃的なニュースが流れた。講談社のウエブマガジン「現代ビジネス」は12日、「ドジャースが日本テレビとフジテレビに対して取材パスを凍結、“出禁処分”を科していた」と報じた。記事によると、原因は大谷翔平が購入した12億円新居をめぐる報道に激怒したとのことで、今後は大谷への取材はもちろん、さらには過去映像の使用禁止も通達されたという。両局の広報部は『現代ビジネス』の取材に対し、事実かどうかも含めて「回答できない」としている。“出禁”騒動が事実であれば、両局のニュースやワイドショー、情報番組で大谷翔平の映像は極端に制限されるわけで、両局にとっては大打撃になる。
 同記事によると、大谷が激怒したのは、大谷選手が豪邸を購入して以降、カメラを構えた取材クルーが連日うろついて近隣取材を重ね、さらに上空にヘリも飛ばし、それこそ“迷惑行為”に映る取材もあったのかもしれないということらしい。大谷の性格から「自分のせいで他者に迷惑をかける」行為は我慢できなかったのだろう。

 小池百合子ファミリーがカイロ時代をはじめ、あらゆる場面で金銭的に世話をしていた朝堂院大覚が11日午後、都庁5階で記者会見した。彼の本名は松浦良右、83歳、実業家で武闘家。彼の存在は小池百合子とカイロで同居し、「女帝」を出版した石井妙子の著作にもよく出ているが、質問はカイロ大の学歴詐称疑惑に集中した。要約すると、小池百合子は関西学院大学を1年で中退、カイロ大に2年から編入、3年に上がろうとしたが、アラビア語不備で上がれず、ここでカイロ大を中退した。その後、朝堂院は、小池は岡本という男性と一緒に空手雑誌をカイロで出したいというので400万円資金提供した。しかし、それもダメで、東京に戻って朝堂院大覚のオフィスにしばらくいた。朝堂院大作はこの間のいきさつをそばで見ていたので、間違いないと断言した。「小池都知事に今、何を言いたいか」という質問に対しては、「朝から晩までウソを言わないで、ウソを認めて出直しした方がいい」と直言した。会見の模様は同夜、YouTubeで配信された。

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