10月9日(水)メディア日記
「検察控訴せず 袴田巌無罪確定」の9日朝刊は日経新聞を除き、全紙が1面トップ。東京新聞はすでに静岡地裁が再審無罪判決を出した翌日の9月27日朝刊に1面の囲み記事に「袴田さんにおわびします」と報じた。朝日新聞は9日朝刊に春日芳晃編集局長が1面中央4段に「当時の報道をおわびします」と見出しを打ち、「当時、袴田巌を犯人視した報道で本人や家族を苦しめたことは慙愧にたえない」と謝罪した。
日経新聞は9日朝刊社会面に「当時の報道『袴田自白』容疑者を呼び捨てにしていた」と経緯を説明した。しかし、東京新聞や朝日のような「おわびの言葉」は無かった。当日の毎日新聞、読売新聞、産経新聞は、当時の報道に関する謝罪記事はどこもなかった。
石破首相VS野田立憲代表の党首討論が解散直前の9日午後1時、衆院で開催された。論客2人のディベートだけに非常に注目して生中継を観た。石破首相は質問に答えるだけで防戦一方。予算委ではないので、石破はもっと立憲のウィークポイントを攻めるなど議論を深めてもよかった。政策活動費について石破首相は、国民民主党の玉木代表の問に答え「今度の衆院選で使うこともある」と答弁した。これは今後追及される発言だ。