1月24日,25日 メディア日記
読売新聞は25日朝刊1面中央に「安倍派幹部に離党要求 自民執行部」と書いた。同記事は、自民党執行部の誰が安倍派幹部に離党要求したことは明らかにしていないが、同派座長の塩谷立元文部科学相や、事務総長を務める高木毅前国会対策委員長、松野博一前官房長官など同派中枢の「5人衆」らを念頭に置いている。
一方、時事通信も25日、「説明責任を果たさない自民党安倍派幹部に党内から離党を求める声が出ている」と報じた。さらに同記事は「自民党の茂木幹事長が同党安倍派の幹部に対して、政治規制違反事件の責任をどうとるかを自ら検討するよう求めたことが分かった」と報じた。同日の読売の「安倍派幹部に離党要求」の記事も、茂木幹事長が出所らしい。
内戦下のシリアで約3年4カ月拘束された後、2018年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平が、外務省からパスポートの発給を拒否されたのは違法だとして、国に発給拒否処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁(品田幸男裁判長)は25日、発給拒否は裁量権の逸脱か乱用に当たり、違法だとして処分を取り消した。安田純平の前任は信濃毎日新聞記者。訴状などによると、安田さんはシリアでの拘束中にパスポートを奪われ、帰国後の19年1月に再発行を申請。外務省は同年7月、解放時にトルコから5年間の入国禁止措置を受けたことを理由に発給を拒否した。当時、安田に対するパスポートの発給拒否は、当時の自民党の保守派が「自己責任」を主張し、強い働きかけがあって、外務省はそれに屈していた。それにしても5年も経ってからの結論はいかにも遅すぎる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?