
12月25日(水)メディア日記
何ともあきれたニュースが大阪から入ってきた。女性関係を巡って大阪府岸和田市の市議会から不信任決議を受けた永野耕平市長(46)は24日午後、逆ギレして議会を解散してしまった。永野市長自身は市長続行を表明した。市長も議会側も、「大義がない」と互いに批判し合う事態となった。永野は長年、性的関係を巡って女性から提訴され、今年11月に永野が解決金500万円を支払うことで和解した。永野はこれまで、「妻以外の人と交際関係にあり、本当に申し訳なかった」と謝罪する一方、「性加害などは一切やっていない」と説明していた。さらに驚いたのは、永野の妻を記者会見に同席させたことだ。永野は「大事な家族の一員です」とし、「(性加害はなかったという)事実をきちんとお伝えしたい」と語った。永野耕平は、大阪維新の会からの出馬。
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を巡る県議会の百条委員会が25日開かれた。県のHPで中継された。斎藤元彦知事は、相変わらず「県の対応に問題なかった」の答弁に終始した。また、前副知事の片山安孝と質問した維新の会議員のタッグマッチを繰り返し、メディア批判が飛び出した。一貫して斎藤擁護を続けている維新の会の増山誠議員は、「一部のテレビは、斎藤知事や片山副知事が悪という前提に立った報道ばかりだ」と決めつけ、「TBSの報道特集」、フジテレビの「めざまし8」などを挙げた。これを受けて、「待っていました」と片山前副知事はさらに「NHKは受信料で成り立っているに『クローズアップ現代』は反斎藤の職員などインタビューばかり。私は弁護士にお願いしてBPOに提訴しようと思っている」と述べた。まさに片山前副知事と維新の増山誠の放言会の様相だった。百条委の実質的な調査はこの日で終わり。来月にも報告書が出されるらしい。