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5月27日(月)メディア日記

 東京新聞は27日朝刊1面左に「蓮舫氏 都知事選出馬へ きょうにも会見、表明」と独自に報じた。この報道を受けて各局テレビニュースは同日午前、「蓮舫、都知事選出馬」を報じた。蓮舫は同日午後2時から民主党本部で記者会見し、正式に無所属で出馬を表明した。日本テレビの「ミヤネ屋」だけが会見冒頭の8分間を生中継した。会見はその後も続いたが、蓮舫は自民党と距離を縮める小池知事を猛批判、終始「反自民、非小池」の姿勢を掲げた。
 どこも報じていないが、都知事出馬で参院議員をやめる蓮舫は、仮に小池百合子に敗れても、次の衆院東京選挙区に出るのではないか。「どっちに転んでも大丈夫」の計算?


◆日本経済新聞全国世論調査◆(24~26日実施)
 同調査は日経リサーチがRDD方式の電話調査で、813件の回答を得た。回答率は40.1%

◎岸田内閣支持率   
 支持する   28%(前月調査比2ポイント増)
 支持しない  67%(前月調査比2ポイント減)

◎政党支持率
 自民党            27%(前月比2ポイント減)
 立憲民主党      12%(1ポイント減)
 日本維新の会     9%(1ポイント増)  
 支持政党なし   33%(同じ)


 川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選は26日投開票され、立憲民主党、国民民主党が推薦した無所属の新人、元浜松市長の鈴木康友(66)が自民党推薦の元副知事の大村慎一(60)を7万強の差で破った。最終確定票は鈴木康友728500票、大村慎一651013票。朝日、読売、産経、日経は27日最終版で確定票を報じたが、毎日新聞13版と東京新聞12版は最終版で開票率76%、鈴木康友352445票、大村慎一350493票と報じた。毎日と東京両紙を読んでいた読者は両候補の差は余りに僅差じゃないかと思ったに違いない。毎日、東京両紙は、22時30分選管発表開票率76%で降版したようだ。これでは選挙報道の信頼が揺らいでしまう。

  自民党の安倍派議員が裏金をキックバックされたカネを自らの党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇阻止を受けていたことがわかった。毎日新聞27朝刊のスクープ。
 同紙によると、菅家一郎元副復興相(衆院比例東北ブロック)が2021年、安倍派からキックバック(還流)された678万円を原資に、自身が当時代表を務めていた党支部に計1201万円を寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明したことが、毎日新聞による福島県選挙管理委員会への情報公開請求でわかった。
 さらに同紙は28日、自民党の稲田朋美幹事長代理が2020~22年に計202万円を自らが代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けたことを報道、稲田自身も認めた。稲田は寄付の原資に安倍派からキックバック(還流)された資金を使った可能性については否定した。
 その後、共同通信も「自民党の福岡資麿参院議員が、自身が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除されていたことが30日、福岡氏への取材で分かった」と報じた。裏金が所得税として税を控除された事実は案外自民党議員の中で恒常的に行われている可能性がでてきた。

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