6月16日(日)メディア日記
都庁記者クラブから事実上の締め出しをくっているフリーランス記者有志が14日、記者クラブ幹事社の共同通信に対して「小池都知事の記者会見にフリー記者も入れるべきだ」と申し入れた。この経過を元朝日新聞記者の佐藤章が15日YouTubeで明らかにした。記者クラブ側の答えは、「各社キャップと話し合い、すぐ都庁報道課と相談したが、知事の会見は現状のままでいきたい」。ということでフリー記者の同席は拒否だった。フリー記者排除はすべて小池知事側の意向で決まるらしい。佐藤章は記者会見場のスペースは十分あるのにフリー記者排除は小池百合子がフリー記者からの追及を逃れるためだけだと怒った。都庁記者クラブとフリーランス記者との対立は一般メディアが報じていないが、この問題は今後の知事選告示とともにさらに深刻な事態に陥りそうだ。
大阪地検特捜部が捜査した業務上横領事件で無罪が確定した不動産会社「プレサンスコーポレーション」(大阪市)の元社長の山岸忍(61)が、違法な捜査で苦痛を受けたとして国に賠償を求めた訴訟の証人尋問が11日、大阪地裁であり、捜査を担当した検事2人が証人出廷した。関係者の取り調べで「検察をなめんなよ」と発言していた男性検事は「不穏当だった」と述べた。訴訟では取り調べの妥当性が争われており、検察独自捜査の担当検事が尋問されるのは異例。社会部出身の友人が大阪地検検事の証人尋問を各社がどう報じたのかを整理して送ってきた。
「しんぶん赤旗」は16日、「東京都にある五輪選手村(中央区、現晴海フラッグ)や神宮外苑再開発(新宿区、港区)などの大型再開発を主導する三井不動産グループ2社に、都局長ら幹部14人が天下りしていたことがわかった」と報じた。いずれも小池百合子知事が肝煎りで進める事業。14人のうち8人が再開発事業を所管する都市整備局の元幹部で、元局長2人が含まれ、癒着の根深さを裏付けている。
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