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12月14日(土)メディア日記

 各紙によると、韓国の国会は14日午後5時、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案を可決した。野党や無所属議員の賛成に加え、保守系の与党「国民の力」の一部議員が賛成した。尹氏の大統領としての職務は停止され、当面の間、韓悳洙(ハンドクス)首相が権限を代行する。投票の結果、賛成204、反対85、棄権3、無効8だった。与党議員のうち少なくとも12人が賛成票を投じた。180日以内に憲法裁判所が弾劾訴追の是非を判断する。憲法裁が弾劾を認めれば、尹大統領は罷免され、60日以内に大統領選が実施される。
一方、尹錫悦大統領は、自身に対する弾劾訴追案が国会で可決されたことを受け、国民向けの談話を発表。談話の中で「私は決してあきらめない。私への叱責、激励、声援を抱いて最後まで国のために最善を尽くす」と述べた

 産経新聞は14日朝刊1面トップに「南京事件87年『反日』緊張 日本人学校休校など臨時措置」と大きく報じた。同記事によると、中国では13日、日中戦争時の1937年に旧日本軍による南京占領で起きたとされる「南京事件」から87年を迎え、江蘇省南京市で追悼式典が行われた。反日ムードが盛り上がりやすい「敏感な日」の一つであり、中国で邦人男子児童の刺殺事件などが起きていることから、現地の日本人学校は休校やオンライン授業という臨時措置をとった。日中関係筋によると中国本土と香港にある日本人学校は7校が休校し、5校がオンライン授業とした。北京の在中国日本大使館は6日、南京事件を迎える前に「日中の歴史にかかわる日は、中国人の反日感情が特に高まりやすい」と注意を呼び掛けるメールを送った。

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