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1月26日(日)メディア日記

 共同通信は25日、「フジテレビの港浩一社長の辞任論強まる」と報じた。フジテレビは27日午後、まず臨時取締役会で港社長の進退を議論し、その後午後4時から港社長らが記者会見する。記者会見の出席者はフジテレビとフジHDの親会社の嘉納修治会長、フジテレビの遠藤龍之介副会長、フジテレビの港浩一社長、の金光修社長の4人。フジテレビの”天皇”とも呼ばれ、現在も社内に絶大な影響力を誇る取締役相談役の日枝久(87)は出席しない。

 「中居正広の相手」と週刊文春で名指しされた元フジテレビアナウンサーの渡邊渚はこの騒ぎで沈黙しているのかと思ったが、25日にインスタグラムを更新、「2月から公式ホームページと公式メンバーシップを開設する」報告した。自身の寝そべるように椅子に座り上を見上げる写真も投稿した。写真の右下には「NAGISA WATANABE」、左下には「OFFICIAL SITE」と添えられている。さらに渡邊渚は、初のフォトエッセー「透明を満たす」(講談社)を29日に発売すると発表した。中居正広は「相手女性とは示談が成立しているので今後の仕事を続けたい」と言い、フジテレビはスポンサー離れで今、大激震の危機にある。しかし、渡邊渚がここまで自らを露出することを是認しているのは大方の理解を超えている。

 沖縄タイムスによると、25日昼前、辺野古新基地建設が進む名護市辺野古の大浦湾で、しゅんせつ船「第一金剛丸」(230トン)から油が流出した。関係者がオイルフェンスを広げるなどして、午後4時半までに回収を完了した。大きな環境被害の情報はないという。一方、朝日新聞は24日朝刊社説で、「辺野古移設 地盤調査なぜ尽くさぬ。技術的に問題が指摘されるなかで工事を強行する。これでは無責任ではないか」と指摘した。同社説によると大浦湾側の地盤は「非常に硬い粘性土」から「中くらいの粘性土」に分類され、海面下70メートルまで「砂杭」を打ちこんで「構造物等の安定性を十分に確保できる」としている。だが、必要な調査が尽くされていないとの指摘は再三、出ている。地盤が不安定だと地面や構造物の想定外のゆがみが起こりえ、この地が建設地にふさわしいのか、根本的な問題に発展する可能性もある。

 共同通信は25日の配信記事の中で、「1993年2月、渡辺美智雄外相が米国を訪れて要人と会談した際、太平洋戦争はアジア諸国にとって、日本による『侵略の悪夢』だったと表現していたことが昨年12月26日公開の外交文書で分かった」と報じた。渡辺は、中国については「日本は攻め込み、半分以上を支配し、多大の人的物的損害を与えた」と述べていた。専門家は「タカ派で知られる渡辺だが、中国に贖罪意識があったのではないか」と指摘する。渡辺は2カ月後に控えた日米首脳会談の下準備として訪米。クリストファー国務長官と会談し「(アジア諸国には)50年前の侵略の悪夢があり、日本が米国に取って代わることはできず、米国がいた方が皆安心だ」と語っていた。

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