2月18日（日）メディア日記

　自民党の杉田水脈衆院議員は17日までに、インターネットの「ニコニコ生放送」に出演し、群馬県による朝鮮人労働者追悼碑撤去に抗議した市民の反対運動に言及し、「やっているのは朝鮮総連系だ」と決めつけた。東京新聞が18日報じた。追悼碑撤去に賛成する杉田は、番組の主催者に同調する形で、「中核派とか労働組合が、北朝鮮系の労働組合と手を組み、日本国内で像を建てたことが浮き彫りになってくる」と持論を展開。碑や像はいずれも日本に不要だとの認識を示した。
　性懲りもなく杉田水脈が平然と差別発言を連発しているのは、杉田を擁護する右派グループの存在と面白おかしく杉田を登場させているこうしたメディアの責任だろう。

「日刊ゲンダイ」は18日のデジタル版で、「日曜朝の『サンデーモーニング』（TBS）は視聴率でも首位を快走している。ここへきて人気がさらに加速しており、司会の関口宏を降板させる必要はないのではないか」と報じた。
　同記事は「週末の報道・情報ワイドでは、その週の出来事や話題の“ふり返り”がお決まりで、多くは局アナがざっと紹介して、それにタレントなどが当たり前の感想を言うだけだが、『サンモニ』はジャーナリストや識者が一つ一つ解説して、厳しめのコメントをだす。政治も芸能界も呆れることばかりのいま、そんな硬派の姿勢が見直されている。時事問題の手作りフリップ解説もわかりやすく、ときにうまくめくれなかったりする愛嬌もある。去年秋に司会を降板することが発表されたときは、80歳の“老害”だからというような言われ方をしたけれど、その後に視聴率が上向いているということは、『関口のままでいいんじゃないの』という声でもある」。
この記事、筆者も同感！！

◉毎日新聞全国世論調査（17、18両日実施）　
 19日朝刊掲載
 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス（SMS）機能を使う方式と、固定電話で自動音声の
 質問に答えてもらう方式を組み合わせ
 携帯453件、固定571件の有効回答を得た

◎岸田内閣支持率　　　　
  支持する　　14%(前月調査比7ポイント減)
  支持しない　82%(前月調査比10ポイント増)

　同調査で岸田内閣の支持率が20％を切るのは、
昨年12月以来2度目。不支持率は前回調査（72％）
より10ポイント増の82％だった。調査方法が異なるため、単純比較はできないが、内閣支持率14％は、2009年2月の麻生内閣（11％）以来の低い水準。
また、不支持率が80％を超えるのは、毎日新聞が世論調査で内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来、初めて。

◎問題のあった自民党議員を国税当局が調査すべき
 と思うか
  調査すべきだ　　　　　93％
  調査する必要はない       3％

◎盛山正仁文部科学相は交代させるべきだと思うか
  交代させるべきだ　　　78％
  交代させる必要はない　10％

◎政党支持
  自民党　　　　　16%(前回調査23%)
  立憲民主党　　　16%( 同14%)
  日本維新の会　　13%( 同  9%)
  共産党                  7%(同 8%)
  れいわ新選組　　　6%(同 7%)
  国民民主党　　　　5%(同 4%)
  公明党　　　　　　3%(同 3%)
  支持政党なし　　28%(同27%)