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1月21日(日)メディア日記

 21日の「サンデーモーニング」(TBS)で青木理は「有権者の自覚がないとこの風潮は続く」と警告した。確かに政党支持率の調査をみても自民党支持は急落していない。自民党は「時が経てば国民は忘れる」とタカをくくっている。青木理は本心では「有権者の意識の低さが自民党政治を続けさせている」と言いたかったのだろう。有権者の自覚を覚醒させるのはメディアしかないが、今のような各社の報道状況では多くをメディアに望むのは無理だろう。有権者の自覚もさることながら権力と対峙する姿勢に欠ける多くのメディア自身の覚醒が今こそ必要じゃないか。

 中日スポーツは21日のオンラインで「ジャーナリストの櫻井よしこ(78)による安全保障に関するSNS発信が、ネットで議論を呼んでいる」と報じた。櫻井は19日、自身のX(旧ツイッター)に「あなたは祖国のために戦えますか。多くの若者がNOと答えるのが日本です。安全保障を教えてこなかったからです」と投稿。その上で「元空将の織田邦男教授は麗澤大学で安全保障を教えています。100分の授業を14回やって学生は見事に変わりました」と記し、自身が携わっているインターネットテレビの同授業を扱ったコンテンツを紹介した。

 森友学園の公文書の改ざんを強いられ自殺に追い込まれた赤木俊夫の経緯を日本テレビのバラエティ番組「ザ!世界仰天ニュース」が9日、大特集した。筆者はこの番組をまったく知らなかった。ニュースサイトの「Litera」が番組の内容を紹介したことで知った。同サイトの記事を一部転用する。
「同番組のタイトルは『命かけた赤木ファイル文書改ざんの謎』と題し、50分にわたって大々的に取り上げた。VTRをおもに再現ドラマを軸としながら、安倍首相、麻生財務相、理財局長の佐川宣寿らの国会答弁を使用、公文書の改ざんを強要され、心身とも蝕ばれていった当時の赤木俊夫や妻雅子の証言を織り込み、バラエティ番組とは思えないしっかりした構成となっていた。
 放送後、SNS では番組を評価する声が多数寄せられた。劇作家の鴻上尚史は、『番組はまるでオリバーストーンの映画を見るような衝撃と迫力。いやあ、凄い』と投稿した。作家の平野啓一郎は、 『必見!公務員の鑑のような赤木を追い詰めた愚かな首相と忖度不正官僚。これを知らないという若者が多いこともショックを受けた』と感想を綴った」

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