10月21日(月)メディア日記
朝日新聞は21日朝刊に、全国約36万人の有権者を対象に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて、選挙戦の情勢調査を報じた。現時点では、自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢で、自民は公示前の247議席から50議席程度減る見通し。立憲民主党は公示前の98議席から大幅増、140議席も視野。維新は44議席を維持できず、40議席を割る可能性も。国民民主党、れいわ新選組に勢いがある――などの情勢となっている。
朝日新聞は3年前の前回の衆院選で、他社が軒並み『自民の単独過半数は微妙』と予測していたなか、『自民が単独過半数確保の勢い』と予測し、その結果通りになった。朝日の調査に一目置く人は多い。今回、『自公過半数、微妙』の見出しに、自民党内はショックだろう。
産経新聞は21日、FNN(フジテレビ)と合同で実施した衆院選終盤情勢調査(19、20両日実施)を発表した。「自民党は大きく議席を減らす見通しで、連立政権を組む公明党と合わせても過半数(233議席)を割り込む可能性がある」と報じた。
一方、公示前に98議席だった立民は50議席程度を増やし、7議席だった国民民主党は15議席程度を積み増すと見込まれる。10議席だった共産は数議席を増やす可能性がある。日本維新の会は、公示前の43議席を維持するのは困難な情勢。小規模の党派が躍進する傾向がみられ、れいわ新選組(公示前3)が数議席を増やすと予想されるほか、政治団体「日本保守党」が公職選挙法上の「所属国会議員5人以上」の政党要件を満たす可能性がある。
1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で袴田巌(88)の再審無罪が確定したことを受け、静岡県警の津田隆好本部長は21日午前11時、浜松市内の袴田宅を訪れて直接謝罪した。津田本部長は、いすに座った袴田さんと姉ひで子(91)の前で「58年間の長きにわたり、言葉では言い尽くせないほどのご心労、ご負担をおかけし、申し訳ありませんでした」と述べた後、約2分間、深々と頭を下げた。謝罪に対し、ひで子は「巌も私も運命だと思っている。今さら苦情を言うつもりはありません。きょうはわざわざおいで下さりありがとうございました」」と応じた。テレビは昼ニュースで全局が放送したが、証拠の捏造が事実認定されたにもかかわらず開き直り続ける畝本直美最高検事総長こそ、直接に謝罪すべきではないのか。
NHKは21日、全国世論調査の結果を報じた。石破内閣を「支持する」と答えた人は、先週行った調査より3ポイント下がって41%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は3ポイント上がって35%。
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